善き人のためのソナタ [映画]
2007年9月16日(日)
【予定】明日17日から19日まで四国に行ってきます。加藤力さん、太田丈夫さん、彦坂敏昭さんとの4人の直島・丸亀アートツアーです。
【映画】善き人のためのソナタ
33歳の監督が作った、エンターテイメントとして善くできている良い映画。アカデミー賞外国語映画賞受賞のドイツ作品。《超1流》の《超1流》の《超1流》。
東ドイツを舞台に、強固な共産主義体制の中枢を担っていた監視システム・シュタージ(国家保安省)を描いている。冒頭の、嘘を見破る尋問のテクニックが、面白い。彼らに翻ろうされた芸術家たちの苦悩を浮き彫りにした話題作。アーティストとしてのお勉強でも必見。
役者としては、なんと言っても、その監視をしている国家保安省の役人を演じたウルリッヒ・ミューエが《超1流》。この映画撮影後、病死している。彼の抑制された演技の輝きを見るだけでも、値打ちがある。
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