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川久保玲のスピード社の水着デザイン [アート論]

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スピード社の水着が、世界を席巻している。
そしてそのデザイナーが、なんと川久保玲であった。

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この水着のデザインは、優れているのだろうか?

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北京オリンピックの競泳男子平泳ぎで、
オリンピック2大会連続金メダルを狙う北島康介(25)が、
オリンピックの本番では、
イギリスのスピード社製の
高速水着「レーザー・レーサー」(LR)で勝負することを表明した。

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北島康介は、ミズノ社とアドバイザー契約を結んでいた。
日本水泳連盟は、
国内水着メーカー3社とサプライヤー(物品提供)契約を
結んでいるので、
現在の規定で他社製品の五輪使用を不可能であった。

しかし8日、
北島康介は、
東京辰巳国際水泳場で行われた「ジャパンオープン」の200メートル平泳ぎ決勝では、
スピード社の「レーザーレーサー(LZR)」を着用して
2分7秒51の世界新記録を樹立した。

さらに、この大会で出た計17個の日本新のうち、
「レーザーレーサー(LZR)」着用選手によるものが16個を占め、
改めてスピード社製の優位性が示された。

この結果を受けて、10日の日本水泳連盟常務理事会では、
選手が自由に水着選択できるよう規定を改正する。

このニュースに見られる様な、
規約改正というのは、
規約と言う、重要な契約条項の面からは、
ご都合主義でしかないが、
しかし現実の水着の《超1流》的革新の前には、
勝てないのである。

いかに常識を超えた《超1流》の展開が強いかを示している。

現在の日本の「身の丈主義」とか、「素人主義」とか、
「なごみ系」「脱力主義」では、
今日の技術革新の世界の中で生き残る事は出来ないのである。

日本が、「身の丈主義」に浮かれているうちに、
世界は《超1流》的展開をとげて、
日本は沈没して行くのである。

「身の丈主義」は、沈没主義なのである。

その「レーザーレーサー(LZR)」のオリンピック公式デザインを、
ファッションデザイナーの川久保玲(65)が手掛けている。
各国の選手も北京五輪で着用する。
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オリンピック公式デザインに採用された川久保玲のデザインは、

水着の片側に、日本の書道家井上有一が描いた

「心」という文字をグラフィックとして配置している。

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井上有一の「心」という文字は、《イメージ判定法》で《6流》。《言語判定法》で《6流》。

《現実判定法》で《6流》。典型的な《6流》の書道であって、高級な文字ではない。しかし《6流》というのは、無印良品の領域であり、モダンデザインの領域でもあった。つまり書道のデザイン化されたものが、井上の書道であると、私は判断する。

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このTシャツにも、心の文字が、縦に、デザインされている。

《6流》の井上有一の文字を使って、

川久保玲は《超1流》のTシャツに仕立てている。

ここに、川久保のデザインの秘密がある。

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川久保玲は、

スピード社と川久保さんは06年から提携しており、

一般向けの水着も販売している。

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スピードの文字の下に、
川久保玲のブランドであるコム・デ・ギャルソンの文字がある。

さて、川久保玲の水着のデザインは優れているのだろうか?

優れている、《超1流》のデザインである。

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《イメージ判定法》で、《超1流》

《言語判定法》で、《超1流》〜《7流》までの多層的重層的表現

《現実判定法》で、《超1流》。

しかも《想像界》《象徴界》《現実界》の3界がある。

絶対零度/固体/液体/気体の4様態を持っている。

非実体性、非合法性、さらに《退化性》もあるので、

この川久保玲の水着デザインは、真性の芸術なのである。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こういうすぐれた芸術としてのデザインを鑑賞すると、

実は、真性の芸術という質は、デザインの側に移行してしまって、

芸術としての美術は、

実は芸術ではない低次元のデザインと化していると言うべきである。


こういう時代にアーティストはどうすれば良いのだろうか?


デザイナーに転向するのか?


それとも《21流》とかの下品で、実体的で合法的な、

エンターテイメントのデザインワークを作るべきなのか?


それとも時代遅れに耐えて、

やはり《超1流》の真性の芸術作品を作るべきなのだろうか?

 

 


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NO NAME

あんたバカ?
by NO NAME (2009-04-28 17:45) 

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