ヘルメット／短編（加筆2,画像更新） [ロック]
90年代にヘヴィネスを追求した重要なバンドの一つである
HELMET（ヘルメット）のBETTY（ベティ）という94年の3rdアルバムを聴いた。
《想像界》の耳で《１流》
《象徴界》の耳で《超１流》から《４１流》の重層表現
《現実界》の耳で 《４１流》
《想像界》《象徴界》《現実界》の３界を持つ音楽。
たいしたものである。
1985年からニューヨークのマンハッタン音楽学校で
ジャズやクラシックを本格的に学んだということで、
スラッシュメタルをベースに、
それらを取り入れた奇妙なリフをヘヴィに鳴らし
ジャズっぽい変拍子やコード進行が溢れている。
ペイジ・ハミルトンの顔
《想像界》の眼で《１流》
《象徴界》の眼で《超１流》から《７流》の重層人格。
《現実界》の眼で《４１流》
スラッシュの重低音をコピーしながら、
極めて抑制的に音楽を組み立てている。
この抑制性が、良いのだ。
アルバムデザイン
《想像界》の眼で《超１流》
《象徴界》の眼で《１流》
《現実界》の眼で《４１流》
なかなかきれいである。
２枚をアマゾンで注文する。
【7/24.2008 記事追加】
90年に地元ミネアポリスのインディレーベルからリリースされたデビューアルバム
これは《21流》で、たいした事無かった。
Helmetの最高傑作と言われ、ヘヴィロック史上最重要アルバムの1枚という、
メジャーデビュー作に当たる92年の2ndアルバム
これは、
《想像界》の耳で、《超１流》
《象徴界》の耳で、《１流》から《７流》の重層表現
《現実界》の耳で、《１流》
まあ、それほどの音ではない。
買って、損をした。
３枚目の方が良い。
これ以降のアルバムの評判が悪い。
ペイジは売れることを意識していたとの話があり、
商業主義の罠にはまってエネルギーを失ったようである。
普通のパターンである。
常に初心に回帰しないと、
エントロピーは増大するものなのである。
こういう衰退を乗り切る才能は、
もう一つ別なものである。
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ニューヨークのクイーンズ美術館での
『グローバル・コンセプチュアル』展の
カタログです。彦坂尚嘉の1971年の
世田谷の自宅でのフロアーイベントの
案内状が表紙に使われています。
特別割引価格 5000円
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『彦坂尚嘉のエクリチュール』（三和書籍） 定価６４００円（＋税）
『反覆・新興芸術の位相』（田畑書店1974年刊）
古書／希望価格３万円
Helmetはリアルタイムではあまり聴いてこなかったのですが、
確かに良いのもありますね。
このところわりと聴いているバトルズ（Battles)のパーカッション、
ジョン・スタニア−はもとヘルメットの方ですね。
ハードコアから踏み出して様々な様式も取り込み、
再構築を図っていくこうしたタイプがある意味、
今様「プログレッシヴロック」なのかなとも思います。
by 直itoh (2008-07-19 11:09)
90年代はテクノばかり聴いていたのですが、こういう動きもあったのですね。今度チェックしてみたいです。Battlesはぼくも大好きです。
by バンドウ (2008-07-19 11:31)
Battles見ました。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/battles
確かに《超１流》ですが、ローアートですね。
日本の阿波踊りの様な音楽で、ロックで現代の民族音楽をやっているように見えました。
by ヒコ (2008-07-20 10:32)
アルバム「Betty」の最初の曲
「ウィリアムの虹」の歌詞はこんな詞です。
You heard about, "Be your own man"
You talk a lot and loud Illustrate the obvious boy
You're mentally endowed
Watershed year comes
You flush with fever
The richest junk dealer
Honestly, a book you read once
Let you think in rhymes
The old extreme sits pale and molds
Now for the millionth time
Wilma's rainbow
Of peaceful colors
The richest junk dealer
Wilma's rainbow
Of peaceful colors
The richest junk dealer
by 丈 (2008-07-24 18:40)