エリック・ドルフィー/ジャズの頂点の1つ(改稿1校正1) [音楽]
最近、エリック・ドルフィーの最後のアルバム『ラストデイト』のCDを引っ張りだして、
聞いています。
《想像界》の耳で、《41流》の《真性の芸術》
《象徴界》の耳で、《41流》の《真性の芸術》
《現実界》の耳で、《41流》の《真性の芸術》
《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な表現
気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な表現
《ハイアート》《シリアス・アート》
《41流》音楽の代表のひとつです。
《41流》の表現というのは、日本刀の最高の時期とか、
仏像で言うと運慶・快慶の時期が《41流》です。
仏像は天平白鳳の《1流》から始まって、
阿修羅像や、
大阪 観心寺の如意輪観音菩薩坐像で、《超1流》になります。
そして運慶・快慶で、《41流》になって、
次の湛慶で、《超1流》にもどって、
以後、国宝の仏像は無くなります。
仏像は制作続けられますが、
傑出したものが、出なくなるのです。
本当にその後無いのか?
というのは、十分に疑いえるものなのですが、
しかし歴史というのは、
始まりがあって、終わりがあるというのは、
多くの例で論証できるものなのです。
ですからエリックドルフィーの《41流》のジャズは、
ジャズの運慶であると、言えます。
運慶 世親菩薩立像 興福寺 国宝 1212
エリック・ドルフィーは、1928年うまれ、1964年に死んでいます。
ジャズのバスクラリネット、アルト・サックス、フルート奏者。
アメリカ合衆国ロサンゼルス生まれ。
エリックドルフィーの顔です。
《想像界》の眼で、《41流》
《象徴界》の眼で、《41流》
《現実界》の眼で、《41流》
顔と音楽が一致しているというのも、
人格が作品の構造であると言う意味では、
当然なのですが、
不思議な気がします。
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ジャズの最後は、私感では、
1975年のマイルス・デイヴィスの
『アガルタ』『パンゲア』だと思います。
しかし、ジャズの運慶という意味で、
真の頂点の一つは《41流》のエリックドルフィーにあったということも
言えるのです。
コメント
by お名前(必須) (2011-10-20 13:30)