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箱根熱海建築巡り(下)[写真追加12枚] [建築]

翌日の2009年1月12日(月、休日)。

私は、いい加減で寝てしまったが、
五十嵐さんや山田幸司さんは明け方まで話していたらしい。

私も、南泰裕さんとは、
現在の経済危機について、何回か話し込んだ。

どこまで崩壊が進んで、何が淘汰されて行くのか、
まだ分からない。

少なくとも、単純系の近代産業のかなりの部分が淘汰されそうです。

自動車工業が沈むのは、もしかして電気自動車にシフトが変わって行けば、
その予想がつく。
伝聞でしかないが,電気自動車だと、産業形態が変わって、
中小の会社で生産が出来るとの事。
本当かどうか私には判断が出来ないが、
根本的な変化は、起きえるのです。

近代革命の基本であった鉄道網が、
これ以上衰退すると言うものではなさそうで、
むしろ復活してくるのかもしれないから、
単純に、単純系の資本主義が衰退するとも言えないのかもしれない。

朝食後、MOA美術館に向かう。

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MOA美術館には、以前に来ているが、今回は駐車場の裏から入って、
建築を中心に見た。
《想像界》の眼で《第1次元》のデザイン的エンターテイメント。
《象徴界》の眼で《第6次元》のデザイン的エンターテイメント。
《現実界》の眼で《第1次元》のデザイン的エンターテイメント。

《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な建築。
気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な建築。
《シリアス・アート建築》
《ハイアート建築》

建築は、悪くは無いが、今ひとつ凡庸で、
建築家の人たちの反応ももう一つない。

展示では、葛飾北斎の富岳36景を全部展示していて、見ることが出来た。
浮世絵は、肉筆画のコレクションがすぐれていた。

私に取っては、「誰ヶ袖図屏風」を見ることが出来たのが収穫でした。

誰ヶ袖屏風というのはは、伝統的に、風俗画から発展して成立したと考えられているものです。着物の衣装だけを描いた静物画です。桃山から江戸時代にかけて描かれたものです。
《想像界》の眼で《超次元》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《超次元》の《真性の芸術》
《現実界》の眼で《超次元》の《真性の芸術》
《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な肉質画
気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な表現
《気晴らしアート》
《ローアート》
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つづいて、真鶴町立中川一政美術館です。
これも建築の賞をとっている評価のある建築ですが、
いまいちでした。
設計者:柳澤孝彦+TAK建築研究所 。

《想像界》の眼で《超次元》のデザイン的エンターテイメント。
《象徴界》の眼で《第6次元》のデザイン的エンターテイメント。
《現実界》の眼で《第1次元》のデザイン的エンターテイメント。

《想像界》の建築。
液体建築。
《気晴らしアート建築》
《ハイアート建築》

五十嵐さんたちは、採光の欠如を上げていましたが、
私は、壁のテクスチャーが、一番気になりました。
もう一つきちんと作られていないのです。

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《想像界》の眼で《第6次元》のデザイン的エンターテイメント。
《象徴界》の眼で《第6次元》のデザイン的エンターテイメント。
《現実界》の眼で《第6次元》のデザイン的エンターテイメント。

《想像界》の美術。固体美術。
《気晴らしアート》《ローアート》

作品は、こういうペインタリーな絵画ですが、
デザイン的エンターテイメントであって、
しかも《第6次元》。
まあ、退屈です。

それに比べると書の方がましでした。
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《想像界》の眼で《第6次元》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《第6次元》のデザイン的エンターテイメント。
《現実界》の眼で《第6次元》のデザイン的エンターテイメント。

《想像界》の書道。気体書道。
《気晴らし書道》《ロー書道》

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この後、熱海駅に出て、レンタカーを返しました。
昨年の正月も熱海駅にいた事を思い出します。
昨年は、浜松から始めた建築ツアーの新年会でした。

そして吉田五十八の住宅建築を、外部からですが見に行きました。
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途中のトンネルの入り口です。
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これがなかなか凄くて、感動しました。
三角形の鋭い屋根がそそり立っていたのですが、
厳しさがあり、並のものではありません。

もう一つ、岡田哲史という建築家の建設中の現場を見ました。

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まあ、他にも吉田五十八をさがして歩いて、他の関連住宅を見たり、
良く歩きましたが、楽しかったです。

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五十嵐、南、彦坂で、新幹線に乗り、
帰って来ました。
楽しい、ツアーでありました。

南泰裕さんや、山田幸司さん、そして五十嵐太郎さんとツアーをすると、
建築を見る目の厳しさが、嬉しくなるし、
多くを教えてもらえます。

こういう風に、建築を見てくると、
結局、全力で、自分の良いと思う作品を作る以外に無いという、
当たり前の事に至ります。

最初の観客は自分自身であって、
この自分の眼に忠実になるしかない。
他人の眼を配慮する事は、
甘くなる事でしかありません。
自作鑑賞性が、基本なのです。

やはり、良く無い作品は、良く無いのです。



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