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茄子とトマト(赤茄子) [自作紹介]

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写真撮影:高嶋清俊

『こんぴらアート2008』から『アートフェア東京2009』へと、
展開するプロジェクトが決まりました。

四国のギャラリーARTEが、
この4月に東京フォーラムで開催される
『アートフェア東京2009』へ出店するのですが、
そこに糸崎公朗と、彦坂尚嘉を出品する事になったのです。

さて、そこで遅れましたが、
『こんぴらアート2008』の総括と報告です。

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たのしむ図書館、つくる図書館

琴平プロジェクト
こんぴらアート2008虎丸社中が開幕
by kujitatsuya on 12/12/2008 - 17:54
香川県琴平町で「琴平プロジェクトこんぴらアート2008虎丸社中」が開催されます。
2008年12月12日(金)〜14日(日)。彦坂尚嘉、糸崎公朗はじめ総勢21名の作家が参加。
主催のギャラリーアルテはアートフェア東京にも出展の実力派。
○プロジェクトHP
http://www5a.biglobe.ne.jp/~Arte2000/exhibition/08toramaru.htm

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DNP Museum Information Japanartscape[アートスケープ] Run by DNP Art Communications

artscapeレビュー

2009年01月15日号

琴平プロジェクトこんぴらアート2008・虎丸社中

会期:12月12日~12月14日

老舗旅館「虎丸旅館」及び木造和風建築

「琴平公会堂」[香川県]

美術家の彦坂尚嘉が金比羅で旅館を使った

アートイベントに参加するというので、そ

のトークに出席した。金比羅の上のほうでは鈴木了二の建築や、田窪恭治

の襖絵があるなどハイ・アート的であるのに対し、今回は下のほうで違う

かたちのイベントをやるという。ギャラリー・アルテという四国のギャラ

リーの女性ギャラリストが企画し、とら丸という旅館の各部屋に展示。

宿泊施設をアートの展示に使うのは、東京のアグネスホテル、大阪の堂島

ホテルなどでもあり、ベッドや浴室にアートがあったり、少しずつ間取り

の違う同じフロアの部屋をすべて見たりする機会は、修学旅行でもないと

できない体験。単純にアートがどうこういうより経験として面白い。 

今回はその旅館版。木造和風の旅館で、日本の旅館に典型的な、でたらめ

な増改築がされたプラン。例えば2階に上がるのに四カ所くらい変なとこ

ろに階段がついている。作家のなかにはその特性をうまく使う人と使わ

ない人がいて、彦坂さんは結構うまく使っていた。二つの会場での展示が

あり、客室では天井にナスやトマトのオブジェ。彼の初期の作品はフロ

アー・イベントという床の作品だっただけに、面白い展開。他の作家と

違い、床を占有しておらず、そういう意味だと興行的にもあり得る。

もうひとつ公会堂でやっていたのは、皇居美術館空想の展開。

ちょっとした体育館くらいの広さの空間の真ん中に、存在感のある

皇居美術館の模型が置かれる。またその延長である帝国美術館空想も

一部紹介。隣に糸崎公朗のフォトモの作品があり、壮大でグローバル

な展開の彦坂さんと、ミクロな観察眼で虫や町並みの観察を行なう

糸崎さんの展示が対照的だった。12月14日(日)(五十嵐太郎)

 

琴平プロジェクトこんぴらアート2008・虎丸社中

会期:12月12日~12月14日

虎丸旅館/琴平町公会堂[香川県]

近ごろホテルの客室を使ったアートフェアはよく見か

けるが、旅館の和室を展覧会場にする試みはあまり聞

いたことがない。これは、こんぴらさんで知られる金

刀比羅宮の参道の虎丸旅館と、その近くの重文級の琴

平町公会堂を舞台にした展覧会。出品は彦坂尚嘉、吉

峯和美、糸崎公朗、廣中薫、澤登恭子ら19組。こうした展覧会の場合、ほか

の場所でつくった作品をもってきて展示するだけでは、わざわざ見に行く価

値がない。やはり琴平町という地域性や、旅館の部屋という空間性を生かし

たサイトスペシフィックな制作が望まれるが、そういう作品はごくわずか。

とはいえ、たとえば吉峯の作品は、17世紀オランダを思わせる油絵で和風旅

館とはミスマッチなのだが、意外なことに大きさといい色合いといい図柄と

いい、和室にぴったり合う。一方、天井板にトマトやナスの模型を貼りつけ

た彦坂の作品は、若冲の天井画からヒントを得たのかと思ったら、ぜんぜん

関係ないという。もっとも天井画は金刀比羅ではなく京都のお寺にあるのだ

が。いずれにせよ「今年はパイロット展」というから、次の展開を期待した

い。 12月13日(土)(村田真)

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山陽新聞ホームページ

琴平の伝統建築に現代アート展示 

造形や写真約1000点

前衛的な作品を集め開幕した「こんぴらアート」=香川県琴平町の虎丸旅館
前衛的な作品を集め開幕した「こんぴらアート」
=香川県琴平町の虎丸旅館
 

 伝統建築に現代アートの薫り-。香川県琴平町で12日、由緒ある建
造物に前衛的な美術作品を展示する「こんぴらアート2008虎丸社中」
が開幕した。14日まで。
 丸亀市でギャラリーを経営する同町出身の梅谷幾代さんと同町の観光
業者らが、芸術振興と観光客誘致を図ろうと初めて企画。金刀比羅宮参
道にある1912(大正元)年創業の虎丸旅館と、昭和初期建築の町公
会堂(国登録有形文化財)に、県内外の作家21人が絵画や写真、陶芸
など約1000点を出品した。
 虎丸旅館では、天井の木目を川の流れに見立て、トマトとナスの模型
を張りつけた造形作家彦坂尚嘉さん(62)=神奈川県=や、3階の部
屋の壁に空の写真を配置し「金刀比羅宮の石段を登り切った達成感や虚
脱感を表現した」という津山市大吉、写真家杉浦慶太さん(28)の作
品などが並ぶ。同公会堂でも、風景写真を使った巨大ジオラマなどを展
示している。
 入場料1000円で、午前11時から午後6時まで。13、14日は
出品作家らによるシンポジウムもある。(2008年12月13日)
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四国新聞社
旅館客室で芸術作品展/こんぴらアート虎丸社中
2008/12/12 19:03

水面に見立てた天井に
トマトやナスを取り付
けた空間
=琴平町、虎丸旅館

 香川県琴平町内の旅館客室などを芸術作品で演出する「琴平プロジェクトこんぴらアート20
08虎丸社中」(同実行委主催)が12日、同町の老舗旅館・虎丸旅館と町公会堂の2会場で始
まった。県内外から集まった芸術家たちがそれぞれ趣向を凝らし、アートと和風建築の融合した
空間をつくり出している。14日まで。

 同展は、県内随一の観光地・琴平を舞台に、アートによる集客と地域活性化を図る試み。絵画、
陶芸、写真、建築など多彩な分野の現代芸術作家21人が出展した。

 同旅館では、建物の凝った造りを生かし、客室に備え付けの家具なども使いながら空間を演出。
天井に発泡スチロールで作ったトマトやナスを取り付けて水面に浮かんでいるように見せたり、
「家族の秘密」として寄せられた14のエピソードを引き出しなどから探してもらうなど、ユニ
ークな部屋ばかり。来場者は作家との会話を楽しみながらじっくりと鑑賞していた。

 作品展示のほか、ワークショップや講演会、コンサートなどの関連イベントも開く。
入場料1000円(会期中共通)。問い合わせは同旅館〈0877(75)2161〉。
倉敷芸術科学大学芸術学部

琴平プロジェクトこんぴらアート2008・虎丸社中

Saturday, December 27, 2008

12月の頭に『琴平プロジェクトこんぴらアート2008・虎丸社中』を観にいってきた。香川県琴平町の金刀比羅宮参拝みちの石段92段目に位置する老舗旅館「虎丸旅館」と木造和風建築「琴平公会堂」が展示会場である。

老舗旅館「虎丸旅館」は、急斜面に建っている迷路のような旅館だ。その旅館の各部屋に、それぞれ美術家たちが「アート作品のある部屋」を作り出している。そして旅館の地図を片手に作品のある部屋を探し鑑賞する。倉芸の非常勤講師真部先生も展示に参加されており、ゆりの間でパフォーマンスをされていた。

 初めは、旅館の展示と聞いて「アートで町おこし」という言葉が頭に浮かんでいた。しかし、そのようなあやふやな展示ではなく、しっかりと、旅館という日常的な場所を生かした展示であった。また今回のような日常的な空間での展示は、ギャラリーや美術館などといった特別な場所での展示と比べ、肩の力を抜いて見ることが出来て楽しめた。撮影もできたし。

 特に記憶に残っているのは、蔵本秀彦さん、あざみの間のマリアーネさん、富士の間 彦坂尚嘉さん「見立て、茄子と赤茄子(トマト)」の作品である。

川の間の作品は、畳の上に平面作品が平置きにされていた。その作品は、鉄粉を支持体に付着させて制作しているそうだ。そして鉄粉を酸化させたり、あるいは酸化を止めたりして色を調節する。酸化の過程で赤みを帯びた鉄粉は様々な色に変化していた。

  さて琴平プロジェクト次回は来年九月()らしい。たのしみです。








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