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若手作家(最終回)[加筆1]名和晃平、大畑伸太郎、大庭大介、大谷有花 、田中功起 [アート論]


pix_shoe6.jpg
名和晃平
《第6次元》のデザイン的エンターテイメントの作品です。
いろいろなタイプの作品がありますが、
どれも現代アートという名のもとに作られている、
デザイン・ワークです。

《想像界》の作品、気体美術。

《気晴らしアート》《ローアート》
シニフィエ(記号内容)の美術。
《原始立体/原始平面》置物/『ペンキ絵』【B級美術】



彦坂の私見では、《真性の芸術》性はありません。

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Lworks_ohata01.jpg
大畑伸太郎
《第6次元》のデザイン的エンターテイメントの作品です。
イラスト絵画。

《想像界》の作品、気体美術。

《気晴らしアート》《ローアート》
シニフィエ(記号内容)の美術。
《原始平面》『ペンキ絵』【B級美術】

彦坂の私見では、《真性の芸術》性はありません。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
ohba.jpg
大庭大介
何タイプかの作品がありますが、
《第6次元》のデザイン的エンターテイメントの作品です。

どれも現代アートという名のもとに作られている、
デザイン・ワークです。

《想像界》の作品、気体美術。

《気晴らしアート》《ローアート》
シニフィエ(記号内容)の美術。
《原始立体/原始平面》置物/『ペンキ絵』【B級美術】

彦坂の私見では、《真性の芸術》性はありません。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
green_room200_450[1].jpg
大谷有花 
《第6次元》のデザイン的エンターテイメントの作品です。
最近の絵は、初期とは変わって来ていますが、
同じく、すべてイラスト絵画。

《想像界》の作品、気体美術。

《気晴らしアート》《ローアート》
シニフィエ(記号内容)の美術。
《原始平面》『ペンキ絵』【B級美術】

彦坂の私見では、どこにも《真性の芸術》性はありません。

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ピクチャ 5.png
田中功起

非常に多様な作品を、エネルギッシュに展開している。
しかし、どれも《第6次元》のデザイン的エンターテイメントの作品です。

現代アートという名のもとに作られているデザイン・ワークの、
代表的な作家と言えます。

《想像界》の作品、気体美術。

《気晴らしアート》《ローアート》
シニフィエ(記号内容)の美術。
《原始立体/原始平面》置物/『ペンキ絵』【B級美術】

彦坂の私見では、《真性の芸術》性は、まったく、どこにもありません。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

以上で、リクエストの若手作家すべて終わりました。
芸術分析は、私のあくまでも私見ですので、
まったく違う意見の方も、当然おられます。

その多様性こそが、芸術を難しくすると同時に、
豊かにしているのです。

私の経験では、作家本人は、自分の作品が良いか悪いか、
知っているものです。
そして多くの作家は、自分の作品が、《真性の芸術》では
無い事を、心の奥深い部分で知っています。

では、いかにして《真性の芸術》に到達しえるのか?
それは、過去のすぐれたアーティストの作品を見て、
先人の道を信じて、精進する事です。
良い先人を見いだせないアーティストは、
《真性の芸術》に到達は出来ません。

しかし多くのアーティストは、
先人を見たくないのです。
なぜなら《自己愛》性人格障害者だからです。
そういうアーティストは、《第8次元》に転落して行きます。
《第8次元》は信仰領域です。


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コメント 13

佐藤大輔

僕のリクエストに答えて下さりありがとうございます。
by 佐藤大輔 (2009-02-05 01:04) 

ヒコ

佐藤大輔様
大谷有花さんも、田中功起氏も面識がありますので、このように書く事は辛い気持ちもありますが、あくまでも学問としての厳密さを優先して、人間関係の犠牲は、いといません。田中氏の多様な作品を、丁寧に見るべきとも思いますが、再チェックはしてから、書いています。


by ヒコ (2009-02-05 01:10) 

クボユン

 とても楽しく読ませていただきました。ありがとうございました。
by クボユン (2009-02-05 02:12) 

ウィリアムズ

こんにちわ。相撲の記事にコメントさせてもらったウィリアムズです。
若手作家について興味深く読ませていただきました。美術手帖の若手100?みたいな若手作家の特集ではかなり注目されている若手作家さんも入っていたと思います。かなり昔のblogの記事から読ませていただいていますが ほとんどが六流という評価になっていますね。結局 一流なのは ムサビの池田光弘さんや長谷川冬香さんなど少数なのが印象に残っています。人気のあるvocaの若手作家さんでもかなり差があるのですね。
私は名和晃平さんや大庭大介さんの作品を数年前まで面白く思っていました。何回か見ると飽きてはいたのですが、部屋に入ると最初は面白いかったのが記憶にあります。しばらくして小さな作品をカフェやギャラリーで見た時に「あれ?なんだかよくない」と感じた事もありました。ほとんどの若手作家がそうです。もしかすると六流という評価づけがされている作品は最初の雰囲気はともかく長い鑑賞には耐えられないのかなと感じています。 このblogを見ていますと 眼が利かないのだなと いろいろと参考になり 自分を戒める意味で助かっております。
by ウィリアムズ (2009-02-05 08:15) 

ウィリアムズ

こんにちわ。相撲の記事にコメントをさせていただきましたウィリアムズと申します。
blogを毎回興味深く拝見させていただいております。
若手作家についての一連の記事を読ませていただき非常に参考になりました。
何年か前の美術手帖で若手を100人くらいダイジェストで紹介する特集がありましたが そこでサワラギ氏や長谷川祐子などが取り上げた作家のほとんどは彦坂様のblogでは 6流ペンキ絵なるものと評価されています。何年か前まで(今もかもしれませんが)名和晃平、大庭大介さんなどの作家をなんとなしに楽しんでいたもので 改めて自分の眼はまだまだだと感じました。
一流が非常に少なく 池田光弘さんや長谷川冬香さんくらいというのも自分には新しい見方でありました。
田中功起に関してはロ―マンジクネ―ルの日本人版で かなり受けを狙っているのが嫌味に見えておりました。今の日本の美術は会田誠さんはじめ受け狙い、批評家とのなあなあの癒着が見える印象があります。前に書いておられた独立美術展の内輪誉めというのは 独立美術展だけでなく美大からはじまり 日本の美術界を覆っているように思いました。真剣にやっているように見せてはいても仮面の下はナアナアになっているのだと感じています。
というのもこのblogで批評されていたある作家さんの手伝いをしに行った事がありますが お喋りをしながら 適当に粘土で造形していたからです。評価もされていますし人気のある方でしたが こういう雰囲気が美術界の内輪に蔓延しているのはあると思います。結局お付き合いをしているうちに麻痺して まともに批評が機能しなくなって作家も駄目になってしまっているように感じます
blogを参考に自分を鍛えていきたいと思います
by ウィリアムズ (2009-02-05 09:51) 

ウィリアムズ

こんにちわ。相撲の記事にコメントをさせていただきましたウィリアムズと申します。
blogを毎回興味深く拝見させていただいております。
若手作家についての一連の記事を読ませていただき非常に参考になりました。
何年か前の美術手帖で若手を100人くらいダイジェストで紹介する特集がありましたが そこでサワラギ氏や長谷川祐子などが取り上げた作家のほとんどは彦坂様のblogでは 6流ペンキ絵なるものと評価されています。何年か前まで(今もかもしれませんが)名和晃平、大庭大介さんなどの作家をなんとなしに楽しんでいたもので 改めて自分の眼はまだまだだと感じました。
一流が非常に少なく 池田光弘さんや長谷川冬香さんくらいというのも自分には新しい見方でありました。
田中功起に関してはロ―マンジクネ―ルの日本人版で かなり受けを狙っているのが嫌味に見えておりました。今の日本の美術は会田誠さんはじめ受け狙い、批評家とのなあなあの癒着が見える印象があります。前に書いておられた独立美術展の内輪誉めというのは 独立美術展だけでなく美大からはじまり 日本の美術界を覆っているように思いました。真剣にやっているように見せてはいても仮面の下はナアナアになってい
by ウィリアムズ (2009-02-05 09:51) 

ヒコ

ウイリアムズ様
コメントありがとうございます。
仕事に追われていて、お返事遅れてすみません。これから作品をもって旅行でして、日曜日の夜に帰って来ます。途中で書けるかどうか分かりませんが、禅のご質問も面白く、そして《第6次元》の話も、きちんとお答えできればと、思っていますので、来週、ブログで一本の文章でお答え致します。すみません、時間をください。
by ヒコ (2009-02-05 17:58) 

じゃむ

彦坂さま
こんにちは。
面識のある作家さんの批評を冷静になされているのは、改めて素晴らしいと思いました。
私だけが思っているのかもしれないですが、時々展示や作品などの批評などを読んだ時に、結局これって展示会や作家さんの宣伝にすぎじゃないかと思えることがあるのです。
宣伝というほどですから、もちろん良いことしか書いていない。
書いている美術評論家、キュレーターもしくは美術ジャーナリスト(?)も、書いてお金をもらっていると思いますから、それを読んで作家さんから苦情が来るとか、展示会に人が来なくなるとかは困ると思うのは良くわかるのです。
しかし、本当に良いことばかり、つまり作家を持ち上げるだけのお褒めの言葉ばかりの文章などには時々あきあきしてしまうのです。
批評というのは、ただ単に良い・悪いというのが批評ではないわけですが、時には書くほうもある程度の覚悟を持って、建前ではなく本音で書いて欲しいものだと思うわけです。
そんな事を思うことがある中、彦坂さんの批評(?)には本音を感じられ、そこには刺激的なものがあります。
いつもありがとうございます。
by じゃむ (2009-02-15 08:18) 

ヒコ

じゃむ様
 ありがとうございます。人間の心の奥では、厳しい判断と言うのは、実は多くの人はしているのです。しかし口にしない。
 その無言の中にある言葉を、書いて行く事が、少なくとも言論人には必要なのですが、それは社会的には危険なのです。ソクラテスが殺され、エックハルトも異端審問にかけられて、死にます。言論と言うのは、命のかかった作業なのです。だから、たかが美術批評なのに、命をかけては書かない。提灯記事だけが溢れるのです。
 ソクラテスの死に現れているのは、社会をおおう迷信の領域に触れると殺されると言う事です。ラカンの言うシェーマLというのは、日本に限らず、アメリカでも発生します。ロバート・シラーの「根拠なき熱狂」と言う本も、このアメリカの経済界をおおう迷信を切り裂いた本でありました。
 《シェーマL》という社会的な迷信に、日本の現代アート界もおおわれていて、団体展と同じ状態になっています。これを切り裂く事は、出来ないのです。内部改革の道は、無いと思います。
 その文化的断念があって、私はこのブログで、書くのです。それは精神の自由の問題です。
 日本の太平洋戦争中に、詩人の金子光晴は、天皇を呪う詩を書いています。こういう行為に、私は精神の自由を見ます。
 精神の自由を失った日本の現代アート界は、芸術としての根拠を欠いた作品を氾濫させて行くのです。
 まあ、しかし、私はそれを全部駄目と言っているつもりはありません。玉石混合でいいのです。芸術はむずかしいのだから、いろいろなものがあるのは良いのです。その多様性を、言語化して行く努力が必要だと思うのですが、美術批評家の人がやってくれないので、アーティストの私がやる。もともと歴史的には、ギリシアの昔から、中国では4世紀から、日本では遅れて雪村から、アーティストは文章を書いて来ているのです。
by ヒコ (2009-02-15 11:37) 

じゃむ

彦坂さま
あらためて、ありがとうございます。
精神の自由という言葉に心が動かされました。
精神というのは心の問題といいますか、なにか身体の奥底にあって脳と繋がっている感じがします。
そして、それが言語化されて外に自由な形で出ることが、言論の自由と言えるのでしょうか。
近年ますます言論の自由という分野が首を絞められている様子を受けます。
世間的に、一般的にと、大変な緊張感を強いられる時代でもあるのでしょうか。
ですからブラックユーモアなどというものも、存在し得ない時代と向かっていくのでしょうか。
今日ではネットで非常に昔のテレビ番組を見ることが出来ますが、お笑い番組一つを見ても近年のそれは、昔のものに比べると「おりこうさん」的になっていることを感じるのです。
現在は映画監督として世界で知られる北野武氏も、あの時代だったからこそ出来たハチャメチャで毒舌全開で、今日、北野氏にとっては非常にやりづらい世界になってきているのか、だから映画という、もっと広い分野で自分個人の監修の元に自由に行える方向へとむかっていったのかなと、わたしは思っています。


> 日本の太平洋戦争中に、詩人の金子光晴は、天皇を呪う詩を書いています。

麻生総理の家を見に行く・・・として逮捕されたニュースがありましたね。
金子光晴という詩人は私は存じないのですが、さすが詩人と言ったらよいのでしょうか、詩の持つ無限な自由を感じます。
最近の話なのですが、誰だったかが、色んな芸術の形がある中で一番の自由を持っているのが「詩」だと言っているのを聞きました。
それが誰だったか残念ながら今は思い出せません。


彦坂さまから頂いたコメントと話がずれている感もありますが、どうかご了承ください。
by じゃむ (2009-02-15 20:44) 

じゃむ

彦坂さま

> 日本の太平洋戦争中に、詩人の金子光晴は、天皇を呪う詩を書いています。

偶然にも
「「ないかくだとう」デモ・集会予告 呪いヴァージョン」
というビデオを見ました。
http://www.youtube.com/watch?hl=ja&v=KLmc5mBb9ps

報告。
by じゃむ (2009-02-17 06:33) 

サンフランシスコ人

サンフランシスコで、「田中功起」展があります。

http://www.ybca.org/tickets/production/view.aspx?id=11319
by サンフランシスコ人 (2010-09-09 05:23) 

セフレサンプルエロ動画

iuYFBDv$, www.ex-navi.biz, セフレサンプルエロ動画, http://www.ex-navi.biz/?page_id=350
by セフレサンプルエロ動画 (2011-07-28 11:40) 

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