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母ザルが歯磨きしつけ [心理学]

母ザルが歯磨きしつけ 京大が確認

3月10日22時33分配信 産経新聞


 タイに生息し、人の髪の毛を使って歯に詰まった食べ物のかすを取り除く「歯磨き行動」をする野生のカニクイザルの中に、子ザルが見ていると特に大げさに歯磨き行動を行う母ザルがいることを、京都大学霊長類研究所の正高信男教授(霊長類行動学)の研究チームが突き止めた。子供に関心を向けさせ、歯磨きを教える「しつけ」とも考えられるといい、こうした行動が人間以外で確認されたのは初めて。研究成果が11日発行の米科学誌「プロスワン」に掲載された。

 歯磨き行動をするのは、バンコクの北東約140キロのロブリーに生息するカニクイザル。約250頭の群れの中で約100頭が、デンタルフロス(歯間磨き)のようにヒトの髪の毛を使って歯の間に詰まった食べ物かすを取り除く。

 カニクイザルは東南アジアに生息しているが、歯磨き行動が確認されているのはロブリーの一群だけ。10年ほど前から見られるようになったという。サルは街中で暮らしており、人と接する中で学んだ行動と考えられている。

 研究チームは、1歳の子を持つ7頭のメスザルに注目。カツラの毛を与えて、周囲に子供がいる場合といない場合についてビデオ撮影して詳しく分析した。その結果、子供が見ている場合は、髪の毛を両手に取って口に入れた後、歯を上下させる一連の動作(スナッピング)を頻繁に繰り返すことが判明。回数は見ていない場合の約2倍で、動作自体が大げさになっているという。母ザルは自分の行動を変えることで、子ザルが歯磨きを習得しやすいようにしているとみられる。

 正高教授は「人間以外の動物は、教育をしないというのが常識だが、今回の実験で、教えることの芽生えがサルにもみられたと考えることができる。教育の起源を解明することにもつながる」としている。
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猿の中の中に、教育行動があるのは、
間接的にだが、予見されていた事であった。

それは、群れから離されて、単独に育てられた猿が、
充分には生殖行動や、出産行動が出来ないと言う研究で、
むかし、テレビのドキュメンタリーで、衝撃的な映像を見ている。
それは出産を理解できなくて、生まれて来た子供を捨ててしまう
母猿であった。
この母猿は、猿の群れから離されて育てられた猿であった。

群れのなかで、生殖や出産を見ていない、
無教養の猿は、子孫を残し得ないのであって、
教育は、子孫を残す上でも、重要なのである。

人間になるとなおさらであって、
教育を欠いては、生存すらが、おぼつかなくなる。

天然では、人間は生き得ないのです。

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