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ギャラリーARTE「知覚されたアフォーダンス展」と3人の顔(改題加筆5) [顔]

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四国の画廊であるギャラリーARTEの梅谷幾代さんの企画の美術展である
「Perceived Affordance(知覚されたアフォーダンス)」展
そいうのが、6月13日オープンで始まります。
 アフォーダンスというのは、すべての動物はそれぞれに特有の知覚世界をもって生きており、その主体として行動しているという考えで、環境がそこに生活する有機体に対して与える(afford)「意味」のことす。
 環境に実在し、動物(有機体)がその生活する環境を探索することによって獲得することができる
意味/価値が、アフォーダンスです。
 時間や空間もそれぞれの動物にとって異なった時間・空間として知覚されている。 動物の行動は各動物で異なる知覚と作用の結果であり、それぞれに動物に特有の意味をもってなされるのです。つまり今回の3人のアーティストの意味構成の仕方の差異が、主題の展覧会と言えるのでしょう。
 

ゲイ映像作家として評価の高い 大木裕之氏、

古田織部の焼き物(備前焼き)の陶芸家・安倍安人氏、

そしてブロガーで《BIKYOTO》の彦坂尚嘉、の3人を併置すると、

どのような生きる意味の違いが見える事になるのか?、


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映像作家/美術家 大木裕之

大木裕之氏は、東大の建築家出身の映像作家です。
大学在学中より映画を制作し始め、
現在まで数々の国際映画祭へ作品を出品しておられます。

ニューヨーク・レズビアン&ゲイ映画祭
サンフランシスコ国際レズビアン&ゲイ映画祭
ハンブルク・レズビアン&ゲイ映画祭
香港レズビアン&ゲイ映画
東京国際レズビアン&ゲイ映画祭
ベルリン国際映画祭
ロッテルダム国際映画祭
リスボン国際ドキュメンタリー映画祭
バンクーバー国際映画祭
タオルミナ国際映画祭
サンダンス映画祭
山形国際ドキュメンタリー映画祭
イメージフォーラム・フェスティバル
岡山映画祭
関西 Queer Film Festival

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安倍安人の陶芸
《想像界》の眼で《第41次元〜超次元》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《超次元〜第6次元》の《真性の芸術》《第7〜41次元》は無い。
《現実界》の眼で《第41次元〜超次元》の《真性の芸術》

《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な表現
気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な表現

《シリアス・アート》《ハイアート》

シニフィアン(記号表現)の美術、シニフィエの美術が無い
《原始立体》、『ペンキ絵』的立体、【B級美術】

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備前焼き 陶芸家 安倍安人

備前焼きというのは、古田織部の織部焼きですので、
《第41次元》性があって、破格が追求されています。

安倍氏は、出発は油彩画で、1959年に宮本三郎教室に学んでいます。
陶芸を始めたのは遅くて1972年からです。

アメリカのメトロポリタン美術館、ミント美術館、アリアナ美術館で
収蔵され、日本でも京都国立近代美術館で収蔵されているなど、
評価の高い陶芸家です。

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ブロガー 美術家 彦坂尚嘉             撮影:佐々木薫

彦坂尚嘉は、
1969年の多摩美術大学のバリケードの中での美術展で、
フロアイベントとウッドペインティングという作品を発表して、
以後、この2シリーズを中心にしながら、さまざまな作品を展開しています。

パリ青年ビエンナーレ
ベニスビエンナーレ
サンパウロビエンナーレ、
ユーロパリアジャパン
リスボン建築トリエンナーレ
グローバルコンセプチュアル展(クイーンズ美術館)
センチュリーシティ展(テートモダーン)

などに出品し、
富山県立近代美術館、世田谷区立世田谷美術館、北海道道立旭川美術館、広島現代美術館、高松市美術館、何必館・京都現代美術館、東京都現代美術館、豊田市美術館、千葉市美術館、宇都宮市美術館、大分県立美術館、国立国際美術館、宮城県立美術館、日立市新都市広場、浜松アクトシティ、さいたま副都心郵政省簡易保険ビル、ゲッティセンター(米国)などに収蔵されています。

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映像作家/陶芸作家/ブロガーと、
異種格闘技のような企画のアート展であります。


とは言っても、安倍安人と彦坂尚嘉は、
昨年のこんぴらアートに出品した仲です。
彦坂尚嘉は、安倍安人さんの色のきれいな、
独創的な花器にしびれてしまいました。


そして大木裕之氏は、実は四国の高知を根拠にしている

アーティストであって、ギャラリーARTEとは、

親しかったのです。

 

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「Perceived Affordance(知覚されたアフォーダンス)」展
6月13日〜7月21日  丸亀・ギャラリーARTE

            

763-0022
香川県丸亀市浜町115-9
tel. 0877-21-5604 
mail はこちらへ
www.arte-g.com
■丸亀駅高架下駅南出口徒歩1分【浜町(将八うどん前)、メゾネット2階建て 
1Fギャラリー 2F書店・事務所 。 
。 

■東京大学工学部建築学科在学中の80年代後半より映像制作
を始めた、大木裕之が、ネオキュビズム宣言からの 絵画作品。
 

■古田織部様式を解明した造型作家_安倍安人の備前陶芸。
 
■2008年こんぴらアート展にて、旅館天井でのインスタレーション
『見立て茄子・赤茄子』という新たな展開を見せる彦坂尚嘉。

 

本展の3作家には、共通して、「アフォーダンス」(affordance)
があります。
アルテの空間に充満する3作家の融合か分離か化学反応か・・
どうぞご期待ください。

ギャラリーARTE  梅谷幾代
http://www5a.biglobe.ne.jp/~Arte2000/

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【続きは下記をクリックして下さい】




さて、次は梅谷幾代さんについての研究分析です。

代表者:梅谷幾代(うめたに・いくよ) / オーナー、ディレクター
香川琴平町生まれ。東京女子大学 教養課卒業 

(株)INAX四国支社/文化活動部門INAXスペース高松ディレクターとして
展覧会企画を行う。

'98年退社後、香川を拠点に美術展企画及びライター活動、
2000年丸亀駅構内に現代美術を中心としたgalleryARTEを開廊。

2000年開廊のギャラリーなのですね、ARTEは。


梅谷幾代というのは、旧姓が楠と言います。

楠正成の末裔でいらして、

そのせいか破格のキュレーターであり、ギャラリストです。

もともとINAXのギャラリーから出て来た人で、

悪徳画商の系譜ではなくて、

企画屋さんの系譜であると言えます。


梅谷幾代さんの眼は良くて、映像や写真作家を得意とし、

《超1流》の作家を発掘して、展覧会をやって来ています。

アートフェアにも出品の意欲の高い人で、

四国の田舎ギャラリストという常識からは、

あふれるものを持っているのです

 

最後に梅谷幾代さんの顔の分析です。

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梅谷幾代の顔

《想像界》の眼で《第3次元》の《真性の人格》
《象徴界》が《超次元〜第6次元》の《真性の人格》
《現実界》の眼で《超次元〜第6次元》の《真性の人格》

《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な人格
気体/液体の2様態をもつ人格

《シリアス人間》《ハイアート的人間》

シニフィエ的人格。
『真実の人』

まず、《想像界》が《第3次元》で、コミュニケーションの才能の
ある人です。 

《象徴界》も《現実界》も《超次元》から《第6次元》までを
持っていて、すぐれた方です。

しかし《第7次元〜第41次元》が無いので、
そういう意味では、クラシック音楽の様な人で、
基本的に良い人であると言うことになります。
つまり悪徳画商ではないというか、人間の悪とか、欲望とか、
権力の闇とかいう裏に隠された暗黒面を理解することが
出来ない人です。

しかし情報化社会と言うのは、パンドラの箱が開いて、
人間の暗黒面を流出してくる時代なので、
こういう人の良さは、欠点なのです。
これは他人事ではなくて、私自身の問題ではあります。

それと梅谷さんは、気体/液体人間です。
固体性や絶対零度性が無いので、
つまり、新しい人なのですね。
そのせいもあって、新しい美術にはセンスが良いです。

《シリアス・アート》の人で、《ハイアート》のタイプです。

シニフィエ性だけの人なので、
基本として現代アートという情報化社会のアートの人です。

新しい美術は受け入れますが、
古いものはそれほど強く無い人です。

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今回の展示で、大木裕之氏は、ゲイ映画を出品するのではなくて、

ネオキュビズム宣言というものをしていて、

絵画作品を出品するというのです。

参考写真ですが、大木裕之氏は、下の様な絵画も描いています。

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大木裕之氏の絵画

《想像界》の眼で《第41〜8次元》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《第8次元》のデザイン的エンターテイメント
《現実界》の眼で《第6次元》の《真性の芸術》

《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な表現
気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な表現

《気晴らしアート》《ローアート》

シニフィアンとシニフィエの同時表示の美術
《原始平面》『ペンキ絵』【B級美術】



安倍安人氏は、備前焼きではない、さらには彼のポップ陶芸でもない、

色彩の美しい独創的な陶芸を出品されるという。


さてブロガーの彦坂尚嘉は、実はブログの記事を出力した作品を

出品したかったのですが、それは梅谷さんに阻止されて、

本業の美術家としての作品を、それも

ふたたびトマトと茄子を、今度は、ガラス面に付けるという、

デュシャンの大ガラスのトマト茄子版を構想してきたのが、

梅谷幾代さんの企画なのです。

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彦坂尚嘉の茄子とトマトの見立て作品

《想像界》の眼で《第41〜超次元》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《超次元〜第6次元》の《真性の芸術》《第7〜41次元》が無い
《現実界》の眼で《超次元〜第6次元》の《真性の芸術》《第7〜41次元》が無い

《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な表現
気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な表現

《シリアス・アート》《ハイアート》

シニフィアン(記号表現)の美術、シニフィエ(記号内容)の美術では無い。
部屋全体としてみて《透視画面》『オプティカル・イリュージョン』【A級美術】

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彦坂尚嘉の茄子とトマトの見立て作品

《想像界》の眼で《第41〜超次元》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《超次元〜第6次元》の《真性の芸術》《第7〜41次元》が無い
《現実界》の眼で《超次元〜第6次元》の《真性の芸術》《第7〜41次元》が無い

《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な表現
気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な表現

《気晴らしアート》でも《シリアス・アート》でもない。
《ローアート》でも《ハイアート》でもない。

シニフィアン(記号表現)の美術、シニフィエ(記号内容)の美術では無い。
部屋全体としてみて《透視画面》『オプティカル・イリュージョン』【A級美術】

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案内状は、3人の顔写真をならべるというものです。

実際にどの写真になるかは知りません。

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大木裕之氏の顔

《想像界》の眼で《超次元〜第41次元》の《真性の人格》
《象徴界》の眼で《第8次元》のデザイン的人格
《現実界》の眼で《超次元〜第41次元》の《真性の人格》

《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な人格
気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な人格

《シリアス・アート人間》《ローアート的人間》

シニフィエとシニフィアンの同時表示的人間。
『真実の人』

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安倍安人の顔

《想像界》の眼で《超次元〜第6次元》の《真性の人格》
《象徴界》の眼で《超次元〜第6次元》の《真性の人格》
《現実界》の眼で《超次元〜第41次元》の《真性の人格》

《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な人格
気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な人格

《シリアス・アート人間》《ハイアート的人間》

シニフィアン的人間
『真実の人』

彦坂尚嘉顔写真/佐々木薫撮影72.jpg

彦坂尚嘉の顔

《想像界》の眼で《超次元〜第41次元》の《真性の人格》
《象徴界》が《超次元〜第6次元》の《真性の人格》、《第7次元〜第41次元》が無い。
《現実界》の眼で《超次元〜第41次元》の《真性の人格》

《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な人格
気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な人格

《シリアス・アート人間》《ハイアート的人間》

シニフィアン的人間、シニフィエ的人格が無い。

『真実の人』


私の顔写真は、そのために佐々木薫という女性カメラマンに撮影を
お願いして撮ってもらったものです。
自分の顔と言うのは、嫌なものですが、
欠点は、《象徴界》が浅いですね。
だから人格に深みが欠けている。
それと、シニフィアン(記号表現)という物質性をもった、
古さがある。
この辺を、人格的に成長させて行くべく、
頑張りたいと思います(笑)。

さて、この3人と梅谷さんを交えたトークショーが、
6月13日に開催されます。
ふるってご参加ください。


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佐々木薫

お世話になっております。
あの〜、私は美術家ですが女性カメラマンではありません。
by 佐々木薫 (2009-05-16 23:26) 

ヒコ

佐々木薫様
失礼致しました。
大変頑張った写真を撮っていただいたので、評価して、冗談として書いただけですので、お許しください。
by ヒコ (2009-05-17 23:44) 

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