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彦坂尚嘉の顔/自分の顔(画像追加/加筆1) [顔]

彦坂尚嘉とまと顔3 72.jpg
撮影:白濱雅也/彦坂尚嘉

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ギャラリーARTEで3人展をやるのに、
3人の顔写真を使うということもあって、
自分の顔写真を、美術家の佐々木薫さんに、
再度、撮影していただきました。

彦坂尚嘉顔2009-5-18-2.jpg

自分の顔を自己分析してみます。

彦坂尚嘉の顔
《想像界》の眼で《第41次元〜超次元》の《真性の人格》
《象徴界》の眼で《超次元〜第12次元》の《真性の人格》《第13〜41次元》が無い。
《現実界》の眼で《第41次元〜超次元》の《真性の人格》

《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な顔
気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な顔

《シリアス人間》《ハイアート的人間》

シニフィエ(記号内容)的人間、シニフィエ(記号内容)的人格が無い。
『真実の人』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

我田引水的な作業ですので、
自己欺瞞性があって、
信用は出来ないものではありますが、

しかしもともと芸術分析の開発は、
本人の作品のコントロールのためなので、
自己省察としての、自分の顔の分析は、あり得るのです。

しかし、自分の顔を見つめることは、
鏡を見ると言う意味では日常的に行いますが、
しかし分析は、さすがに嫌なものです。

パスカルのパンセによれば、
人間は自分自身を見つめることが、
実は、一番嫌な事で、不愉快になる事なのです。

何故なのか?
ラカン的に言えば、自分自身と向き合えば、
そこにあるのは空虚性だからです。

自分自身は空虚であると言うのが、一つの大きな事実なのです。
そして人間は、このことと向き合わないようにして生きているのです。
人生の大きな秘密はここにあるように、私は思います。

そこで目をそらす行為が《気晴らし》です。

そしてまた《自己愛》性人格障害と言うのは、
この空虚な自分のエゴイズムだけに固執して、
他者を排除するという欲望なのです。

しかしそれは錯誤と欺瞞の上塗りと、私には見えます。


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すでにブログに載せていますが、
その前に撮った写真の格付けが、実は少し違うのです。

彦坂尚嘉顔写真/佐々木薫撮影722.jpg

彦坂尚嘉の顔

《想像界》の眼で《超次元〜第41次元》の《真性の人格》
《象徴界》が《超次元〜第6次元》の《真性の人格》、《第7次元〜第41次元》が無い。
《現実界》の眼で《超次元〜第41次元》の《真性の人格》

《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な人格
気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な人格

《シリアス・アート人間》《ハイアート的人間》

シニフィアン的人間、シニフィエ的人格が無い。

『真実の人』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この古い方は、社会的に良い顔をしようとしていて、
ですので、《想像界》と《現実界》は、
《超次元》〜《第41次元》という順番で出ています。

先ほどの新しい方は、素顔で撮られているので、
無愛想な顔ですので、《第41次元》〜《超次元》となっています。
この無愛想な顔が、リアルな現実です/

しかしそれは並び方がギャクだけで、内容は同じだと言えます。

ところが、《象徴界》の方は違います
古い方は、《象徴界》が、《第7次元〜第41次元》が無いのですが、
新しく撮った方は、《第13〜第41次元》が無いということで、
つまり、7〜12次元が、《象徴界》の人格を拡張したのです。

これは、実は意識して、《象徴界》の拡張をして、
変化したのです。

こういう芸術分析を繰り返しやっていると、
理解してくるのは、《意識》の問題であると言う事です。

つまり意識すると、人間の意識は変わって、
自分の顔も、少し変わるのです。

伝統的には、「精神修行」と言ったものですが、
そんな面倒くさい事ではなくて、
自己暗示とサイコダイビングを繰り返す事で、
ある程度は、変化できるのです。

さて、一番の問題は、この古い写真に見られる、
《象徴界》の《超次元》〜《第6次元》という性格です。

これは実は古い文化の構造なのです。
1975年以前の文化は、基本的には《超次元》〜《第6次元》で
できていたのです。

もちろん、例外的なものは、ありますが、
メインの主流の構造が、
《超次元》〜《第6次元》であったのです。

【続きは下記をクリックして下さい】

 

◆◆3◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


イエスというロックバンドは、プログレッシブロックという、
知的なロックの代表的なバンドです。

この演奏は1975年の大変にすぐれたジャムです。

1970年代と言うのは、こうしたインプロビゼーションが盛んですが、
即興演奏と言うのは、実はモダニズムの沸騰状態を表していたと、
私は思います。

1975年は、マイルスデイビスのアガルタ/パンゲアという
ある意味で最後の演奏が日本で行われ、
以後、マイルスはほぼ10年間ジャンキーになってしまいます。

この1975年は、アメリカのベトナム敗戦で、近代という時代が
終わった年なのです。
この時にモダニズムは沸騰し、気化して行きます。
気体状態になって行くのです。
水が沸騰して、液体から気体に様態変化をする、その時の演奏が、
このイエスの演奏と言えます。

しかし格付けをしてみると分かりますが、
ここでの音楽は、《超次元》〜《第6次元》の音楽なのです。

イエスの演奏
《想像界》の耳で《超次元〜6》の《真性の芸術》、《第7〜41次元》が無い。
《象徴界》の耳で《超次元〜6》の《真性の芸術》、《第7〜41次元》が無い。
《現実界》の耳で《超次元〜6》の《真性の芸術》、《第7〜41次元》が無い。

《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な表現
気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な表現

《シリアス・アートの音楽》《ハイアートの音楽》

シニフィアン(記号表現)の音楽、シニフィエ(記号内容)が無い。
【A級音楽】
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

こうした《第7〜41次元》が無い/シニフィエ(記号内容)が無い
という状態が、近代という時代の特徴なのです。

それは実は抑圧によって、蓋をされていた領域です。

社会と言うのは、軍隊や警察の暴力で抑圧して治安を維持している
ように、文化においても、さまざまな法律をともなった抑圧で、
出来ています。
性的な表現や行為は、特に抑圧が高いものでした。

これを外すべく、多くの前衛が挑んで、
ポルノの解禁や、スカトロジー、スプラッタといったものに挑んで、
そして1975年以降には、
本格的に《パンドラの箱》が開きます。

そして《第7〜41次元》が、出現してくるのです。
それがインターネットにおける鬼畜系の氾濫です。
アダルトサイトが繁盛し、死体画像があふれ、
されに爆弾のつくりかたや、自殺サイトが流出して行くのです。

この新しい時代の人間の自我構造は、
古い時代の人間の自我構造とは、違うのです。

それが《第7〜41次元》/シニフィエ(記号内容)性をもった人間の
登場です。
厳密に当てはまらないかもし得ませんが、
いわゆる新人類の登場と言うのは、
こうした現象を指し示す言葉であったのです。

新人類というのは大まかには1980年世代で、
成熟した成人として社会を構成する一員の自覚と責任を引き受けることを
拒否し、社会そのものが一つのフィクション(物語)であるという
立場をとる人々とされています。

私自身は、この新人類の人々の観測測定をきちんとしていないので、
とりあえず、その第一弾として浅田彰氏の顔を分析しておきます。

個人的には、浅田氏は好きなのですが、
それは分析にも現れているように、正直な方だからです。


lecturer_80.jpg
浅田彰の顔
《想像界》の眼で《第41次元》の《真性の人格》《第40〜超次元》は無い。
《象徴界》の眼で《第6次元》のデザイン的人格、《超〜5次元》《第7〜41次元》は無い
《現実界》の眼で《第41次元》のデザイン的人格、《第40〜超次元》は無い。

《現実界》の人格
気体人間
《気晴らし人間》《ハイアート的人間》

シニフィエ(記号内容)的人間。
『真実の人』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
分析をして驚いたのは、《第41次元》の人であった事です。
それと全体に人格が薄いですね。
その辺がシャープに見えた所でしょうか。


◆◆4◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

彦坂尚嘉顔09518-23.jpg

こういうギャグ的な顔をしてみて理解できる事は、
人相見的な分析が変わる事です。

この顔を《言語判定法》で分析してみます。

彦坂尚嘉のトマトをかじる顔

《想像界》の眼で《第41〜超次元》の《真性の人格》
《象徴界》が《第41〜8次元》のデザイン的エンターテイメント、
                       《第7次元〜超次元》が無い。
《現実界》の眼で《第41〜超次元》の《真性の人格》

《想像界》の人格
絶対零度の人格

《気晴らし人間》《ローアート的人間》

シニフィエ(記号内容)的人間シニフィアン(記号表現)的人格が無い。

『平気でうそをつく人』

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面白いと思うのは、
顔が、デザイン的エンターテイメントになることと、
『平気で嘘をつく人』、絶対零度の人格、《気晴らし人間》に
なる事です。

絶対零度というのは、原始的な領域です。

もう一つ、《象徴界》が、《第41〜8次元》になることです。

現代の社会構造が、
こうしたデザイン顔と深く結びついているように思えます。

独りの人間が、情報化社会という現代社会に生きて、
人格の全領域を活用するには、
こうしたデザイン顔を使う事が、必要なのだろうと思いました。

もっともこうしたデザイン顔=仮面だけの人格というのも、
困ったものなのですが。

1975年以降のシンディシャーマン、さらには後の森村泰昌の登場は、
大きくは、こうしたデザイン顔=仮面によって、
社会の主流が構成されるという情報化社会の構造を
指し示していたのです。

森村泰昌には余見られませんが、
シンディシャーマンの作品が、汚物にまみれ、さらには性器を
露出していくのは、こうした7次元から《第41次元》への
《象徴界》の下降的拡大を指し示していたからです。

sherman_untitled.jpg
sherman.jpg

今回のとまと顔作品は、
たまたま写真を撮って下さった佐々木薫さんが、
昼食ように中型のトマトを買って来ていたがゆえに、
発作的にジャンプして制作されたものです。

それゆえに、いろいろな不備はあります。
何よりもトマトが小さい。
眼鏡も変えたい。
髪の毛も染めたい。
等々考えると、トマト顔写真シリーズが、構想されます。

何とか、トマト・アートの新領域として展開したいものです。

こういう作業をすることで、
少しは人格改造がされるのではないか(笑)

さて、ギャラリーARTEのサイトに、この醜悪なトマト顔が
載っていますので、ご笑覧ください。

◆◆画像の追加◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

彦坂尚嘉とまと顔3 72.jpg

性懲りも無く、もう一枚、写真を撮りました。

まず、眼鏡を赤くしたい、服もトマト色を着る。

頭を赤くスプレーしようとしたのですが、
さすがに近所では買えなくて、
それで帽子を冠りました。

顔の分析です。

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彦坂尚嘉のトマト顔

《想像界》の眼で《第41〜超次元》のデザイン的人格
《象徴界》が《超次元〜第41次元》の《真性の人格》
《現実界》の眼で《第41〜超次元》の《真性の人格

《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な人格
絶気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な人格

《気晴らし人間》《ハイアート的人間》

シニフィエ(記号内容)的人間とシニフィアン(記号表現)的人格の同時表示。

『平気でうそをつく人』でもなく、『真実の人』でもない。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

この写真撮影だけではなくて、サイコトリップを繰り返して、
《象徴界》を全領域に拡大する訓練をした成果が出て、
《象徴界》が《超次元》から《第41次元》までの全領域化を
獲得化しました。

しかし精神的には、正直かなり苦しいです。
便秘がなおって、すべて排出してしまったようで、
体の中のパイプが、口から肛門までスッキリと空洞が抜けたのですが、
何しろ何もなくなりますので、まさに空しくて、
これはこれで、かなりきつい精神状態になります。
こだわるものが、何もなくなってしまって、
文字通りすべてが、無になります。

《想像界》の顔が、デザイン的人格になっているのも、面白い事は
面白いですね。

最後の嘘をつく人でも、真実の人でもなくなるというのも、
まあ、初めての体験で、
良く、考えてみようと思います。

 



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コメント 3

バンドウ

表情による格付けの変わり方、大変興味深いです。
自分が中学後半〜高校前半ぐらいにかけてリアルタイムで影響を受けた「イエス」の音楽を時代背景も含めて再認識できて良かったです。
ちなみにイエスは1978年に「Tormato」というアルバムを発表しています。※トマト(Tomato)と同意ですが、わざとスペルを変えています。
by バンドウ (2009-05-21 21:50) 

moo

顔の分析が面白すぎて
思わずフイちゃいました^^
ごめんなさい^^)
by moo (2009-05-21 23:08) 

ヒコ

バンドウ様
コメントありがとうございます。
「Tormato」というアルバムは知りませんでした。
ありがとうございます。
聞いてみます。

moo様
コメントありがとうございます。
面白すぎるというのは、あって、
白濱雅也さんからも言われていますが、ファンキーなのです。
喜劇も大好きで、笑いが好きですね。
by ヒコ (2009-05-22 12:28) 

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