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沖縄県立博物館・美術館(後半に加筆記事) [《超一流》の現代建築]

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沖縄県立博物館・美術館

《想像界》の眼で《超次元》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《超次元》の《真性の芸術》
《現実界》の眼で《超次元》の《真性の芸術》

《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な表現
気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な表現

《シリアス・アート》《ハイアート》

シニフィアン(記号表現)の美術
《透視建築》【A級建築】



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沖縄には3回行っていて、
個展もやっている。
作品も、この沖縄県立美術館の準備室段階で、買っていただいている。

それで、この美術館が出来た事は知っていたのだが、
写真を日本建築学会が1年に1冊出す『作品選集2009』で見つけて、
その立派さと言うか、独創的なスタイルに驚いた。

壁を斜めにしているのは、あるようで、なかなかない。


設計は 石本建築事務所・二基建築設計室設計共同体。

約160m角の白い外観は、3段に分かれ緩やかに傾斜している。

この傾斜角度は、世界遺産でもある「ぐすく=城」の石垣の傾斜に

倣ったものであるそうです。


さらに戦後の沖縄でよく用いられた穴明きブロックを、

プレキャスト・コンクリートで再現している壁面。


穴明きプレキャスト・コンクリートは、白セメント、琉球石灰岩、
砂になった珊瑚でつくられているという。
穴の大きさは20cm角、ここから光が差し込み、風が吹き抜けるとともに、
強風を和らげ、サンシェイドの役割も果たす仕組み。

表面をラフに削り柔らかな表情としている。
また水垂れの汚れを避けるため、
穴の下端の角度を調整している。

外壁は二重で、厳しい日差しや風雨に対応している。

この二重というのが、外観で見ても、トーチカの様な

異様な分厚さを感じさせますね。

二重にする必要があるほどに、沖縄の夏の日差しは強くて、

原爆の閃光のような強い光が降り注ぐのです。

夏の日中に外を歩いているのは、観光客で、現地の人は、

家の奥深くに潜んでい

という世界ですから、美術館が2重になっているのは納得です。


沖縄の建築はすぐれていて、

今のように建築の人々と付き合う前に、

私は沖縄建築と沖縄現代美術を取り上げる記事を、

アクリルアートで、作っています。


ともかく、沖縄県立美術館・博物館の建築が、《超次元》のもので、

嬉しくなりました。



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吉村寿博のN-HOUSE [《超一流》の現代建築]

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《イメージ判定法》で《超1流》。
《言語判定法》で《1流》。
《現実判定法》で《超1流》。
《想像界》《象徴界》《現実界》の3界ある建築。
絶対零度/固体/液体/気体の4様態のある建築。
非合法性、非実体性、退化性のある真性の芸術建築。

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今回の金沢建築ツアーというのは、
CAAKという金沢の若手の建築家の集まりが主宰したツアーでした。

近県3県からの学生が集まっての、
盛況なものでした。

いくつもの印象的な建築を見られたのですが、
その中の一つに吉村寿博氏のN-HOUSEがあります。

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実際の建築を見ているので、
書きたいことや、書ける事はありますが、
しかし私自身は建築批評家ではないので、
私の興味だけに絞って書きます。

吉村寿博氏は、今回のツアーでも車を運転してくださったり、
お世話になったのですが、彼は金沢21世紀美術館という
妹島和世さんの建築を建てた若手の建築家です。

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金沢21世紀美術館は、
《イメージ判定法》で《1流》。
《言語判定法》で《6流》。
《現実判定法》《6流》。
《象徴界》の建築。
気体建築。
実体的で、合法的で、デザイン的エンターテイメント建築。

私の視点で見ると《6流》性の強い妹島和世さんの
デザイン的エンターテイメント建築の下から、
《超1流》の真性の芸術建築をつくる若手建築家が現れて来た事に対する、
驚きと言うか、その衝撃性が、心に焼き付きました。

石上純也さんも妹島和世さんの所から出て来た《超1流》の建築家です。

歴史的には、《6流》から《1流》や《超1流》に跳ね上がって行く、
あるいはその逆の現象も観察されています。
ですから希有の現象ではなくて、むしろありふれたこととも言えるのですが、
それでも、なお、
2人の《超1流》建築家を生み出した妹島建築という土壌は、
たいへんに印象深い貌を持つものとして、見えてくるのです。



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レンゾ・ピアノのシャード・ロンドン・ブリッジ [《超一流》の現代建築]

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レンゾ・ピアノの建築が、
現在ロンドンのテムズ川南岸において「シャード・ロンドン・ブリッジ(Shard London Bridge)」
という72階建て高さ310mのピラミッド型超高層ビル計画として進み、
2010年ごろの完成が予定されている。

テレビでピアノのインタビューが放映されたそうで、
私は見損なっている。

その中で、ポンピドーセンターを、若気の至りと言っていたそうで、
それは評価出来る。ポンピドーは《6流》建築で、良くない建築だ。

レンゾ・ピアノ(Renzo Piano、1937年〜 )はイタリアを代表する建築家。















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東畑設計事務所/紀の川市打田生涯学習センター [《超一流》の現代建築]

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【建物名称】紀の川市打田生涯学習センター
【発注者】紀の川市(旧:打田町)
【所在地】和歌山県紀の川市
【用途・テーマ】生涯学習施設 / 図書館
【構造・階数】鉄筋コンクリート造 / 鉄骨造・2F
【延床面積】2,773m2
【竣工年】2005年
【備考】撮影:(株)SS大阪

紀の川市打田生涯学習センターの写真は、
建築学会の機関誌『建築雑誌』の出した『作品選集』の中にある写真が、
もっときれいなのだが、それがネットでは見つけられなかった。
スキャナーが壊れていて、お見せ出来ないのだが残念だが、
しかしこのブログで、掲載出来た写真も、決して悪くない。
《超1流》《超1流》《超1流》
3界同時表示。
3様態同時表。
たいへん良い建築である。

天野直樹さんが「選評」を書いておられるが、
「たんなる場所を意味のある『場』に生まれ変わらせていると評価できる」と言う言葉は、
素晴らしい指摘である。

設計者は、北村潤・中川千裕の両氏。
東畑設計事務所である。
ここは1932年の創業の総合設計事務所で、
ずいぶん実力のあるところである。
http://www.tohata.co.jp/works/

仕事量が多いので、
全部をチャック出来ないが、
文化施設だけを見てみる。

・田原本青垣生涯学習センター 《1流》《1流》《1流》
・熊取交流センター「煉瓦館」 《1流》《1流》《1流》



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・津市白山町総合文化センター 《超1流》《超1流》《超1流》
三重県津市(旧白山町)
劇場 / ホール / 図書館
2004年竣工


・篠山市民センター 《1流》《1流》《1流》



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・五色町立図書館・鮎原地区公民館 《超1流》《超1流》《超1流》
  兵庫県津名郡五色町鮎原南谷
図書館 / コミュニティセンター
2002年竣工

・劇団四季 新名古屋ミュージカル劇場 《1流》《1流》《1流》
・桜井市立図書館 《1流》《1流》《1流》
・泉佐野市総合文化センター 泉の森ホール 《1流》《1流》《1流》
・大野城市多目的複合施設 大野城まどかぴあ 《1流》《1流》《1流》

《1流》というのが基本なので、
たいへん実力のある事務所で、
しかも《超1流》の建築も、コンスタントに成立させているのだから、
たいしたものであると、思う。







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東邦音楽大学グランツザール [《超一流》の現代建築]

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野生司義光(のうす よしみつ)氏の
東邦音楽大学グランツザールである。

《超1流》《1流》《1流》

気体建築。
象徴界の建築。

野生司義光氏の他の代表作を画像で見る限り《1流》建築のみだが、
この東邦音楽大学グランツザールでは、《超1流》性が出ている。

建築を実際にディテールまで作っているのは、
社会的理性とも言うべき《1流》性なのだが、
その中から《超1流》性が出現してくるこのような今日の現代建築の先端性を
私は好きである。



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デッィーグランセ南青山ハイヴァリー [《超一流》の現代建築]

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驚嘆の億ション「ディーグランセ南青山ハイヴァリー」である。

同物件は、東京メトロ銀座線 ・半蔵門線 「青山一丁目」駅から徒歩2分の 地上9階建て地下1階建て13戸の規模。

予定価格は1億 5000 万円台~5億 9000 万円台(最多予定価格帯1億 8000 万円台)。

設計・監理が新居千秋都市建築設計。

コンクリート打ちっぱなしのスラブが 内部から外への視線を重視して 、
平らでなくずれている。

住戸内にはまったく柱や梁型がないという。

新居千秋氏の建築は、他のものは《一流》だが、
この億ションは、《超一流》《一流》《一流》。

《超一流》の部分で面白いと思う。

億ションという金のかけ方が、《超一流》を生み出す
斬新なデザインになったのだろうか?

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遠藤秀平2 [《超一流》の現代建築]

遠藤秀平さんが気になって、
追加です。

写真は「遠藤秀平のページ」からお借りしています。
http://uratti.web.fc2.com/architecture/endosyuhei/endosyuhei1.html

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Transtation 大関
旧京福電鉄大関駅。
現在は第三セクターである「えちぜん鉄道」。
古い木造の駅舎に追加された駐輪場と待合施設だそうです。
なんともうらやましいほどの、面白さです。

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Springtecture 播磨
播磨科学公園都市内につくられた広大な公園に置かれたトイレと管理人休憩室
コルゲート鋼板を巻いた、
すばらしい作品です。
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山木 優敬( やまき まさゆき) [《超一流》の現代建築]

建築ツアーで見てみたい建築のご紹介です、
基本資料は、建築学会発行の『作品選集2008』の中から、
彦坂尚嘉が、言語判定法で〈超1流〉として選んだものです。

最初の遠藤秀平氏の建築に対しても、
美術家の友人は、「つまらない」と言いますが、
しかしむかし美術家の吉田克郎さんがやった、鉄板のしなりの仕事が、
建築家の中で、 シザの建築をはじめとする展開をとげていく様は、
ウオッチングするに値する、
完成度を持ってきているのです。

美術家の友人達の眼は無視して、
私の興味がある現在の日本現代建築をウオッチングしていきたいと思います。

さて、今回は山木 優敬氏の建築です。
美術家の友人たちには「つまらない」と言われるものですが、
私には完成度の高い、良い建築に見えます。

………………………………………………………………………………
釧路市こども遊学館です。

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釧路市こども遊学館
釧路市幸町10丁目2番地
設     計 : 株式会社アトリエブンク
敷地面積 6,259.78m2
建築面積 2,250.08m2
延床面積 5,883.92m2
施設構造・規模 : 鉄骨造、地上5階建
工     期 : 着工 平成15年8月
竣工 平成17年3月
事  業  費 : 4,199,700千円
施 設 概 要 : 1階<さんさんひろば、あそびらんど、視聴覚室、会議室、風除室、作業室、ポンプ室 等>
2階<スタッフルーム、熱源機械室 等>
3階<ふしぎらんど、プラネタリウム室、スタッフルーム 等>
4階<ものしりらんど、創作工房、実験工房、準備室 等>
5階<編集室、熱源機械室、発電機室、空調機械室、屋上 等>
駐 車 台 数 : 93台

山木 優敬 やまき まさゆき 男   北海道支部所属
一級建築士登録番号 284605 (1999 年 2 月 8 日 登録)
勤務先 株式会社アトリエブンク 技術開発部長室
住所 060-0009   北海道 札幌市中央区北9条西15丁目28−196  札幌ITフロントビル2F

学歴 北海道工業大学工学部建築工学科 1989年3月卒業
北海道工業大学大学院工学部建築工学科修士課程 1991年3月修了

職歴 1991年4月〜1996年3月
芦原建築設計研究所にて学校、図書館、博物館、宿泊施設等の公共建築及び
商業ビル、店舗の設計に携わる。
1996年8月 株式会社アトリエブンク入社 現在に至る。
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遠藤秀平 [《超一流》の現代建築]

建築ツアーで見に行きたいと思う《超一流》の現代建築の紹介です。
その第一番目が遠藤秀平さんの建築。

Gravitecture大阪城 

大阪城公園内のレストランと、トイレです。


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写真は『遠藤秀平のページ』からお借りしました。
http://uratti.web.fc2.com/architecture/endosyuhei/endosyuhei1.html






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