ザハ・ハディッドの顔 [建築]
2007年11月16日(金)
デコンストラクションの建築で、
ザハの建築は見ていない。
友人の清水誠一は一つ見てきている。
顔から分かることは、ま、〈21流〉であると言うことである。
〈想像界〉の眼で、〈21流〉のイメージ
〈象徴界〉の眼で、〈21流〉〈21流〉〈21流〉
〈現実界〉の眼で、〈21流〉
ザハ・ハディッド(Zaha Hadid)は1950年生まれのイラク・バグダッド出身の建築家。
彼女はベイルートのアメリカン・ユニバーシティで数学を学び、更にロンドンの建築学校で建築を学んだ。オランダの建築家レム・コールハースの弟子である。
コールハースの顔が〈21流〉であったのと、
ザハが〈21流〉の顔をしているのは、
たぶん、深い関係がある。
コールハースがオランダであることと、
ザハが、バクダット出身であることと、
そして〈21流〉であることも、
深い構造でつながっている。
それは文明の成熟と退廃の果てに至りつく場所が、
〈21流〉という地点であるからである。
オランダは、17世紀段階で市民社会が出現していて、
ヨーロッパの中で、実は早熟で、そして老いた地域なのである。
バクダットも同様であって、イスラム文化の成熟と老熟の果てなのだ。
ザハの建築ドローイングは、〈想像界〉の作品である。
そういう意味でファンタジー建築であって、
日本の押井守のアニメの中に出てくる異形の建築と、
同根であると言うべきものである。
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