作品の売買 [アート論]
今日、某画廊さんが来て、
作品を1点買ってくれたのだが、
それは前回のギャラリー手での3種類の作品ではなくて、
以前に建築家の南さんとの2人点でつくった家の作品(通商アーキテクチャー・ペインティング)であった。
私は3点用意していた。
一つは〈想像界〉〈象徴界〉〈現実界〉の3界同時表示の作品。
もう一つは、〈想像界〉と〈現実界〉の美術、つまり〈象徴界〉を抜いた作品。
もう一つは、〈象徴界〉と〈現実界〉の美術。
結果は、3界同時表示の作品を買っていった。
予想としては、〈想像界〉と〈現実界〉の美術、つまり〈象徴界〉を抜いた作品が売れるとおもっていたのだが、違っていた。
美人論の検証でも明らかなのだが、
やはり3界同時表示の方が、すぐれているし、美しい顔になる。
作品も同様であると言える。
しかし現実には、
〈想像界〉だけの顔、
そして〈現実界〉だけの顔、
さらに〈象徴界〉だけの顔というのが、
たくさんあるのである。
まるで、人間の精神が、3界を持てなくなって、
バラバラになってしまったように見える。
しかし3界を同時に持つことが重要なのではないか?
私にはそう思える。
少なくとも、中田とイチロー、野茂を比較すれば、
3界をもつイチローや野茂の方が、美しいのである。
記録的にも、すぐれている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
作品の基本は、
美人論と同様に、
総合的なものになるだろう。
つまり想像界/象徴界/現実界の3界同時表示の作品である。
コメント 0