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スレイヤー [デザイン論]

2008-04-01

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スレイヤー/ SLAYER である。
スレイヤー は1982年に結成されたヘヴィメタル・バンドで、
「スラッシュメタル四天王」と呼ばれた4つのスラッシュ・バンド(スレイヤー、メタリカ、メガデス、アンスラックス)の中でも、
特に邪悪性、暴虐性、悪魔主義性が強いといわれる。

私見では、攻撃性を表現しているバンドである。

私自身は、1983年の1st Albumショウ・ノー・マーシー - SHOW NO MERCY を買って聴いた世代で、
当初の評価は、低い。その割には良く聴いたが、
病的で、被害妄想の固まりに聞こえた。
評価があがってくるのは、
1991年のニルバーナの『ネヴァーマインド』の登場以降である。

スラッシュそのものは、
言うまでもなくローアートであって、下品。
その中でもスレイヤーは《41流》《41流》《41流》という、
3界すべてが《41流》の音で、
その《41流》性の下品さが際立っているバンドである。

初期の歌詞には、アウシュビッツや、
現代のジェノサイドに対する批判的被害妄想的なものがあったと、
記憶しているが、確認していない。

何よりも《反ー音楽》性があるバンドで、
2006年に開かれた「ラウドパーク06」のトリのバンドでありながら、
スレイヤーが登場すると、
かなりの数の観客が帰ってしまったのには驚いた。
《反ー音楽》性ゆえに、嫌いな人々がいるのである。
http://www.loudpark.com/06/index.html

友人の清水誠一もあまり好きではないらしい。
私自身は、反芸術という意味でも、スレイヤー《反ー音楽》は聴けるものである。
その音楽は象徴界の音楽で、気体音楽である。

他の3バンドが時代と共に音楽性を多様に変化させていたのに対して、
初期以来のスラッシュ路線を強く貫いている所に大きな特徴がある。
《反ー音楽》であるが故に、音楽性そのものが狭くて、
変化しにくいということと、職人性が強い。
デスメタルやブラックメタルと呼ばれるバンドらにも多大な影響を与えた。

ジャケットデザインも、
地獄性の強いもの。

これらのイラストも
《41流》《41流》《41流》
気体美術。
象徴界の美術。
非合法性があるので、その限りでは芸術である。
実体的であるので、エンターテイメントである。

《41流》の典型であるが、
かなり真面目に作られている。
以下、1980年代の1〜4枚を順番にあげておく。

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