根拠無き熱狂/ロバート・J. シラー [歴史/状況論]
異様な高騰を続ける米国株式市場を
斬新な角度から分析。
暴落への警告を発して、
全米にセンセーションを
巻き起こした超話題書!
世界で唯一、今回の経済崩壊を予告したのが、
このロバート・シラーでした。
アメリカの、そして世界の経済的熱狂が《根拠なき熱狂》であった
とすれば、
その尻馬にのったアートのバブルの熱狂もまた、
《根拠なき熱狂》であったと言わなければなりません。
そうだとすると、現代アートの商品化を主張した
辛美沙 の『アート・インダストリー: 究極のコモディティーを求めて』
(美学出版、2008年)もまた、根拠無き熱狂の妄想に過ぎなかったので
しょうか?
辛美沙の顔です。
《想像界》の眼で《第6次元》のデザイン的人物
《象徴界》の眼で《第21次元》のデザイン的人物
《現実界》の眼で《第7次元》の《真性のビジネス人》
《想像界》の人物、気体人間。
《気晴らしアート的人物》
《ローアート的人物》
アートフェア東京のエグゼクティブ・ディレクターである辛美沙が、
《想像界》だけの人物であるということは、
空想のなかで、この経済やアートの根拠無き熱狂を信じたという
可能性はあるのです。
芸術の名のもとに、デザインでしかない作品に熱狂していった時代は、
芸術的根拠の無い、アートバブルだったのです。
とくに小山登美夫ギャラリーの扱う作品が、完全な《第6次元》の
デザイン的エンターテイメントでしかないものばかりであったゆえに、
その画廊としての商業的成功もまた、
『根拠なき熱狂』というべきです。
芸術の名の下に成立する作品には、
芸術としての根拠が必要なのです。
そしてアーティスト自身が、芸術的な根拠を明示すべきなのです。
チンポムの卯城竜太は、
「逆にアートじゃなくても別にいいと思うし、アートであるといわれる
必要もそんなにないし。こだわってはいないです。」と答えているが、
こういう答えでは、アーティストとしての無根拠性を露呈する発言で
あって、まずいのです。
アーティストには、自らの芸術的根拠が必要なのです。
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さて、私としては、正直に言うと、
今回の「根拠なき熱狂」とその破綻についても、
きちんとした信じるに足りる知性の意見を聞きたいのであって、
《第6次元》や《第7次元》《第21次元》の人の意見を、
あまり重視はしないのです。
さて、そういうわけで、
ロバート・J. シラーの顔をまず、見てみましょう。
信頼するに足りる人物でしょうか。
《想像界》の眼で《超次元》の《真性の知性》
《象徴界》の眼で《超次元》の《真性の知性》
《現実界》の眼で《超次元》の《真性の知性》
《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な知性。
気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な知性。
《シリアスな知性》《ハイアート的知性》
さて、では下記の本の紹介を読んでみて下さい。
アートの熱狂もまた、根拠の無いものであったのか、どうか、
判断をする準備のために。
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商品の説明
株価変動研究の権威として名高いロバート・J.シラーが、本書でかなり急を要するテーマについて大胆に取り組んでいる。彼は、昨今のアメリカ株式市場の高騰ぶりについて型破りな解釈を見せ、FRBのアラン・グリーンスパン議長の発言「根拠なき熱狂」は、ここ最近の市況観をまさに言い当てた言葉だと同意する。その上で株価暴落がそう遠くないことを警告し、国家として個人としての今後の対応策を提言している。
シラーによると、株価暴騰が起きたのはさまざまな要因が前例のない絡み方をしたためである。1994年から1999年の間にダウ工業株平均は3倍に跳ね上がった。他の経済分野では見られないこの著しい成長度合いについて、シラーは構造的要因と心理的要因から分析を試みる。多くのアナリストたちに反して、シラーは投資家の市場観を変えた環境的側面を重要視している。たとえば、アメリカ世帯のインターネット普及、退職時期を迎えたベビーブーム世代に広がる「株式は長期的に保護されている」という間違った思い込み、デイトレーディングに代表される群衆行動などである。また文化的要因として、スポーツ中継さながらのダウ実況を行うニュースメディアの影響、世界的な「新時代」思考などを挙げている。さらにシラーは今後の市場が、専門用語でいえば「効果的市場理論」、つまりバブル投資家が市場の真の価値を学んだのはつい最近だという主張に基づいた「合理的な熱狂」になるよう努力し、挑戦する必要があると説く。
本書で一番大きな論議を呼ぶのは、株式市場は本来不安定なもので、過去の基準をものさしに買いかぶっていると痛い目にあうというシラーの警告であろう。今後を見据えた提案の中で彼が特に切実に訴えているのは、アメリカの社会保障制度の民営化計画は危険であり、ただちにやめるべきだという主張だ。さらに彼は、多人数の退職基金をまるごと株式市場につぎこむのを奨励するような個人年金プランは修正すべきだし、今後の貯蓄、投資制度はリスクマネジメントの本質を考慮したうえで、もっと賢明な見直しが必要だと主張する。シラーの分析は、添付された資料でしっかりと裏づけられている。今後の市場の動向はどうであれ、本書は、乱高下する株価の秘密、そして投資ブームに踊らされている我々が今後とるべき道について、念入りな分析検討を重ねた貴重な1冊である。
『Irrational Exuberance』(邦題『根拠なき熱狂』)は、アメリカ国内外を問わず、年金スポンサーやエンドゥメント・マネジャーの必読の書である。また、投資アドバイザー、政策担当者、そして投機バブルがはじけたときになすすべもなく見ているのはごめんだ、と考える全米中の人々にとって示唆に富んだ1冊だ。
タグ:ロバート・J. シラー
2009-02-13 01:42
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by age (2012-08-13 08:24)