シシー・スペイセクの顔

2007年10月3日(水)

シシー・スペイセクという女優は好きだ。
典型的な〈41流〉美人である。
杉山旭さン的には、もちろん美人ではない。
むしろブスというべき女優だろう。
〈41流〉〈超1流〉〈超1流〉
〈想像界〉〈象徴界〉〈現実界〉同時常時の美人
固体・液体・気体の３様態同時表示の役者
まあ、女優として、凄いはずだ。

ずいぶん見てきたつもりであったが、
リストアップしてみると、半分くらいはまだ見ていなかった。
新人賞をとった「地獄の逃避行」も見ていなかったので、
今日、DVDをアマゾンで注文した。

地獄の逃避行：1974年
監督テレンス・マリック(「天国の日々」の監督のデビュー作)
出演：シシー・スペイセク、マーティン・シーン、ウォーレン・オーツ、 テレンス・マリック

キャリー：1976年
監督:ブライアン・デ・パルマ
出演: シシー・スペイセク、ジョン・トラボルタ、パイパー・ローリー

歌え!ロレッタ愛のために：1980
監督: マイケル・アプテッド
出演: シシー・スペイセク, トミー・リー・ジョーンズ, ビバリー・ダンジェロ, レボン・ヘルム]

「歌え!ロレッタ愛のために」で,
アカデミー主演女優賞をとっている。

ミッシング Missing (1982)

ザ・リバー：1984年
監督: マーク・ライデル
出演: シシー・スペイセク、メル・ギブソン,

ロンリー・ハート Crimes of the Heart (1986)

JFK：1991年
監督： オリヴァー・ストーン
出演： シシー・スペイセク 、ケビン・コスナー,

スリーウイメン：1996
監督： ケビン・ダウリング
出演: シシー・スペイセク、デミ・ムーア、シェール、 アン・ヘッシュ

白い刻印 Affliction (1997）

ストレイト・ストーリー：1999
監督: デイヴィッド・リンチ
出演： シシー・スペイセク、ハリー・ディーン・スタントン、リチャード・ファーンズワース、

タイムトラベラー/きのうから来た恋人 Blast from the Past (1999）

イン・ザ・ベッドルーム：2001年
監督: トッド・フィールド
出演: シシー・スペイセク, トム・ウィルキンソン, マリサ・トメイ, ニック・スタール

ザ・リング2 The Ring Two (2005）

スタンドアップ North Country (2005)

コメント 2

彦坂さんの＜美人論＞大変に興味深いです＆共感する部分は多いです、特に私はサッチャーはカッコイイなぁと幼少の頃にとても憧れた人物の一人ですし、ヒラリーやライス、スーチーも聡明でスマートでクールで顔も好きですし人物的にも好きです美人です。栗山千春、サラ・ジェシカ・パーカー（sex&the cityは映画になりますよ）も顔も演技も好きです美人です。美輪明宏も美少年の頃からちょっと奇妙で微妙な現在も素晴らしいので好きです美人です。
ただ、ピーターはそんなに好きではありません奇麗ですが。エリザベス女王は凄さは充分感じるのにあまり美人とは感じません。やっくんも当初はもの凄かった（私もすごく美人だと思いました）のですが、最近ネタのつまらなさとともに変化を感じます・・・お電話で離しきれなかった分、単純な子供の様な羅列の感想で
すが、すいません。
by ASADA (2007-10-05 12:28) 

　ＡＳＡＤＡさん、見てくださってありがとうございます。
　しかし、たぶん、社会的に仲間由紀恵のような〈1流〉の美人さんだけが真性の美人で、それに補完するものとして〈2流〉、〈3流〉の美人が居て、さらに、少し前からの《6流》美人、最近はさらに《8流》美人の台頭が見られます。
　ですから、私の〈超１流〉美人、〈４１流〉美人というのは、そういう視線の外にあるのだろうと思います。
　視線の違いで重要なのは〈想像界〉の視線で見るのか、〈象徴界〉の視線で見るかです。
　白濱 雅也さんとの往復メールで、モローの作品が、〈想像界〉の視線と、〈象徴界〉の視線にまたがって、全く違う様相になる作品であることを発見して、驚くとともに、この２重ｓの視線、正確には〈現実界〉の視線を入れた３界の視線を分析して、分離的に対象化する必要を痛感しました。
　それでラファエロを書いたのですが、一般的には分かりにくかったかもしれません。ラファエロの描く美人は〈１流〉ですが、絵画の方も〈１流〉で、このラファエロの存在は、ヨーロッパ美術の集約性と限界を明示している重要な作家なのです。
by hiko (2007-10-05 13:19)