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アートスタディーズ第12回と、雑感 [アート論]

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本日は、建築会館で、
アートスタディーズの第12回目である。

受付担当の指吸さんからの報告だと、
現在、通常の申込者が39名、BankArtの方が21名で、計60名になります。

BankArtの方は、
五十嵐太郎さんが授業を持っていて、
それが流れ込んできているのです。

初めての建築会館でのアートスタディーズということもあって、
いろいろ不手際が出ないか、
心配ではあります。

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さて、昨日の牧井優さんで書いたことの続きです。
すでに書いたように1975年のアメリカのベトナム戦争での敗北で、
近代という時代そのものが第一回目の終わりになってしまった。
その後は、アートは、それまでのハイアート主導から、
ローアート中心のものになった。
しかもそれまでのモダンアートの歴史が自明化して、
カタログの様に、使用が可能な構造になった。

つまりリヒターがいろいろなタイプの美術を下敷きにした作品を、
多様に作り出せるのは、
このカタログを参照して、自由に作っているからで、
この構造は、牧井優氏と、同一なのです。

同じ事はダミアンハーストの評判になった作品集を見ると、
実に多様な作品があるのですが、
これにも同一のことが言えます。

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電話で清水誠一さんと話していて、
たまたま「天国の日々」という映画の話を私がしたら、
彼が見て、〈気〉派のメーリングリストに2通書いてきている。
飯田啓子さんも反応している。

■清水誠一
アントニオ・ネグリの来日講演
3月29日13時 東大安田講堂
3月30日13時 「芸術とマルチチュード」15時「マルチチュードか、プレカリアートか」東京芸大
私は、29日の安田講堂に行く予定。講演のあと、コーエン兄弟の「ノー・カントリー」を見るかな。

■清水誠一
彦坂さんから聞いて見たけど、テレンス・マリック監督脚本の「天国の日々」という映画凄い映画だね。哲学的映画だと思う。ニーチェの言う「人類の最大の戦いは、男と女の戦いである。」という言葉と、ラカンの言う。「男と女は、決して交接していない。」ということを、良く語っていると思う。興味のある人はみてください。

■飯田啓子
清水誠一さまへ
こんにちは、同郷の飯田です。
「天国の日々」は撮影が本当にすばらしい、美しい映画ですよね。
コーエン兄弟の「ノーカントリー」もずっと楽しみにしている、
映画です。
ご紹介下さったネグりの講演、29日の東大の方に行ってみようと思っています。
「帝国」は私なんぞには読んでも解らない本でしたが。
ご存知かと思いますが、このアムスのヌードはすごいですね↓
以前は動画もあり、アムスの街を裸の群集が自転車で走っているのには
驚きました。撮影許可した、アムスのお役所もすごいです。
http://www.elpais.com/fotogaleria/Spencer/Tunick/desnuda/Amsterdam/3959-1/elpgal/?aut=false
ヌード続きで、「パヒューム」のラストの群像も圧巻でしたよ。

■清水誠一
飯田様
最近、美術家なのに、画廊には行かず上京するたびに映画見ています。うれしいのか、うれしくないのかわからないけど老齢割引で1000円で見れるという理由もあるけど。
帝国は完読したから、著者の顔を見に行くとは。なにしろ私はよい年してミーハーです。セコイ話無料です。
人生いろいろ楽しみはあるものです。
集団ヌード、人間はいなばの白兎だということしみじみ自覚します。
では、東大で。

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ネグリとか、映画とか、
いろいろ忙しいのだが、できるだけ付き合うつもりではいる。








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