歴戦の航空母艦・瑞鶴(ずいかく) [デザイン論]
湯浅譲二さんの画像を探していて、
たまたま見つけてしまった空母・瑞鶴(ずいかく)のプラモデルの
画像です。
これが《41流》《41流》《41流》で美しかった。
しかし合法的/実体的ですから、
これはデザインであって、芸術ではありません。
瑞鶴(ずいかく)は日本海軍の航空母艦。
ついでに古い画像を探したので見てください。
《41流》《41流》《41流》
そして固体美術です。
当たり前ですが、現実界の美術。
こういう戦争用の武器の美しさは、
あくまでも芸術ではなくてデザイン美です。
ところが刀剣、つまり日本刀ですが、
その名品は、非実体的で、しかも非合法で、
芸術になっています。
しばらくの間、おりを見て、
《41流》のデザインを探索してみます。
最後に付け加えれば、
これら、在りし日の瑞鶴の古い写真を、写真表現として見ると、
《41流》《41流》《41流》であるだけでなく、
非合法、非実体で、芸術になっています。
沈没、そして敗戦という事実が、これらの写真の意味を変えているのです。
ただし固体写真、現実界の写真です。
こうした記録として作られた戦争写真記録が、
私たちを引きつける力は、
実は骨董化し、芸術化した力なのです。
この骨董化ということも、芸術論としては重要な事であります。
2008-03-28 02:01
コメント(1)
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なるほど。私も軍艦の写真には引きつけられるものがあり少々やましくも思っていましたが納得できました。
by コア (2008-03-30 20:00)