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新作と本の完成(加筆) [アート論]

映画『靖国』について書いたのが、長くなりすぎたので、
日記を、靖国から、切り離してペーストして、少し加筆します。

昨日はまず、ギャラリー手の杉山旭氏が、
アトリエまで来て、新作の作品を見る。

120号の正方形のキャンバスペインティング。
50号のキャンバスペインティング。
50号のウッドペインティング。
しして小品のウッドペインティング8点。

ブログで、自分の制作は書きづらかったので書かなかったが、
制作は、自分で怖くなるほど良くなっていて、
杉山さんも、良くそれを見取ってくれて、
評価してくれた。

格付け的には、《超1流》から《41流》まですべて出す、
多重的構造の作品。
さらにハイアートとローアート、
シリアスアートと、気晴らしアート、
の同時表示をしている。

それと、今回飛躍したのは、
抽象性と偶像崇拝性の同時表示に、踏み切った事である。
これについては執筆を準備しているので、
別の日のブログで書きます。

夕方、三和書籍の下村氏と、渋谷駅
ハチ公前で待ち合わせて、
完成した自著『彦坂尚嘉のエクリチュール』を2冊受け取る。

想像を超えて、立派な本になった。
《イメージ判定法》で、《超1流》。
《言語判定法》で、《超1流》。
《現実判定法》で、《超1流》。
我田引水の判断で、信用してくれなくて良いが、
満足のいく本になった。

まあ、自分の書いて来た文章をまとめると言うのも、
お葬式をしているようなもので、
死ぬ準備ではある。
死後に他人がやってくれる訳ではないので、
まあ、自分でやるしかないのだが、
満足のいくもになって、良かったと、
自己満足ではあるが、
静かな気持ちになれる。


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コメント 2

コア

ヒコさんが以前に「自分は晩成型の作家であると思っている。」と書いておられたのを思い出します。
ヒコさんは「言語判定法」と言う鳥瞰的な視点で、地図を描いて意図的に取り組む事ができているのが、素晴らしいです。「怖いほど良い」とは作家として至福の状態ですね。
by コア (2008-05-10 10:04) 

ヒコ

しかし作品の良さは、人には伝わりません。特に良い作品は、眼のない人には分かりません。そういうつらさの中で、ある種の悪意が生まれます。
by ヒコ (2008-05-12 23:12) 

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