「批評について」を終えて、 [アート論]
結果として、白濱雅也さんをいじめてしまって、
申し訳なく思います。
改めて、不快な思いさせたことを、深くお詫び致します。
書いてみて、まず、近しい人を書くのは疲れる。
難しいことであると思いました。
書かれる方も苦しいでしょうが、
書く方も苦痛が深くて、やりたくない事です。
その一方で、白濱雅也さんの美術史的位置を、
初めて、自覚的に検証できたと思っています。
シニフィエ的表現の自立化のアーティストであり、
奈良美智さんと同世代のアーティストであったのです。
マキイマサルファインアーツでの今回の作品が、
ある種、不可思議なものを見たと言う引っかかりがあって、
追求してしまったのですが、
脳内リアリティであるシニフィエを追求するアーティストのつくる物質的表現が、
《現実界》性を帯びないと言う、非常に不思議な発見をして、
改めて、芸術というのは意識であるということが、
確認できたと思います。
物質性を持っていても、シニフィエであるものというのを、
その後、多く発見できています。
そういうものが、この世の中にはたくさん、あったのです。
白濱雅也さんは基本的には、私の文章は無視すれば良いのだと思います。
白濱雅也さんは、非常に個性の強いアーティストで、
これからの展開に、期待したいと思います。
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