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北京オリンピック開会式の《21流》性 [アート論]

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何しろテレビも新聞も、基本として見ていないというか、
テレビを捨ててしまったし、新聞は駅売りを時々買うくらいで、
この北京オリンピックも、見ていなかった。
インターネットでチェックするのと、
清水誠一さんとか、ニューヨークの富井玲子さん、
ご近所の伊東直昭さん、佐々木薫さんという人と電話などで
北京オリンピックを教えてもらっている
という生活をしている。

80パーセントの多数派の意見は信じないという極端な人なので、
みんなが北京オリンピックをテレビで見て、新聞を見ているのなら、
まあ、私は見なくても良いだろうと考えるのである。
実際、これだけブログを書いていて、
さらにテレビを見る時間は無いのである。
それに、マスメディアへの不信感というのは、深くある。
マスメディアではないところで知的探索とコミュニケーションの
可能性を、探りたいと思っているのである。

さて、そういう事情を知っている富井玲子さんが、
北京オリンピックの画像を中国の友人からもらって、
こちらにも流してくれた。
富井玲子さんは、中国系の作家とも付き合っておられるので、
そういうルートを持っておられる。

さて、北京オリンピックの画像であるが、
まず、第一印象は、古いの一言である。前近代である。
これではナチスのやったベルリンオリンピックの民族の祭典と、
同じではないか。
フォシズムでしかない。

《想像界》の眼で《21流》、デザイン的エンターテイメント。
《象徴界》の眼で《21流》、デザイン的エンターテイメント。
《現実界》の眼で《21流》、デザイン的エンターテイメント。

固体(前近代)

《21流》というのは、エロ写真の領域で、
高さの無い世界である。
人生や社会の直接的などぶ泥の世界である。

《21流》のもう一つの性格は、《2流》という技術領域の倒錯領域である。
したがって、日本人が好きな《6流》の自然主義とは違うのである。
徹底的に《2流》の技術主義に走って、
技術に淫して技術フェチシズムで転倒した倒錯領域なのである。
中華街の下品でキッチュな赤の溢れる《21流》世界の裏側に、
こうした技術への偏重があるのである。
そのことは北京オリンピックでのさまざまな、
仕掛けや嘘やトリックに言える。


まあ、中国文化は、こういう《21流》に、清朝には、
なっていて、すべてが《21流》である。
アーティストの秋元珠江さんが1年中国留学をしていたので、
いろいろと教えていただいている。
切り紙のような、日本では《6流》として現れるものが、
中国の切り紙では、《21流》である。

たぶん、文明というものは、
発達展開した後に、
この《21流》のどぶ泥の世界に流れ込んでしまうのであろう。
その意味で、中国文化は、
文明の最後の段階に到達してしまっている社会であって、
未来は無い。
あるのは地獄の千年王国である。
どこまで行っても、
金太郎あめの様に《21流》が続く。


この徹底性の退屈さは、
この北京オリンピックでの開会式でも凄い。
もっとも私は台湾は行っているが、
中国本土には行っていないので、
本当に全部であるかは疑問だし確認していない。
しかし、驚くほど多くのものが《21流》なのである。
そしてオリンピックの開会式も《21流》であったのである。
中国人は、この低さに気がついていないのである。

それは日本人が《6流》に溺れて、
その《6流》の低さを自覚できないのと同じである。

北京オリンピックも《21流》である。
これは世界へ、中国文化の異質性の宣伝をしたようなもので、
世界の中国への期待は冷えて行くのであろうか?










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コメント 2

ヒコ

まあ、とにかく古いですよね。
by ヒコ (2008-08-24 13:16) 

丈

北京オリンピックでは会場を使用して「武術」(ウーシュウ)の全国大会が開催され日本人も6名参加したと聞いていますが、日本では一度もテレビ放映されなかったようです。
by (2008-08-24 14:25) 

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