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安藤美姫の顔(全面改稿1部分改稿2) [新・美人論]

安藤美樹は美しい!《超1流》の美人です。

一度アップしたのですが、書ききれなかったという思いが強くて、全面改稿を試みます。

何故にそう感じるのかはむずかしいですが、安藤美姫の美しさというのは、確然と切り出された表出力があって、そのことのありようは、《超1流》/《41流》の美術作品が持っている表出力を同じなのです。このことを捉えて書きたいというのが、私の欲望なのですが・・・。

安藤美姫、4回転封印し2位…ファイナル進出へ望みつなぐ

2位になった安藤美姫のフリーの演技


(8日、中国・北京で)=尾賀聡撮影
 フィギュアスケートGPシリーズ第3戦・中国杯最終日(8日)──2戦続けて金妍児(キムヨナ)の対戦となった安藤美姫。いずれも大差で敗れたものの、3位・2位と表彰台を確保した。他選手の結果待ちとなるが、上位6人が進出するファイナルへの望みをつないだことには意味がある。(中略)
 
「短期間で調整できる演技中の表情の作り方や、手の使い方に気を付けた」作戦が功を奏した。バレエの名作「ジゼル」の悲劇の主人公を、より表情豊かに感情を込めて演じ、主に芸術性を評価するプログラム構成点を約4点上積みした。これでジャンプの調子が上がってくれば……。言葉にはしなかったものの、試合後の安藤の笑顔からは手応えが感じられた。(後略)(宮崎薫)
(2008年11月9日09時17分  読売新聞)
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 今回の、この文章は、上に引用した新聞記事とその写真から始まります。高く上げたスケートシューズと顔の緊張感に満ちた《超1流》の美しさに魅了されたのです。

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安藤美姫は、1987年、愛知県名古屋市生まれ。
 友人に誘われ、8歳でスケートを始めます。

スケート教室に入会した直後、父親が交通事故で亡くなっています。
結果として母子家庭の中で育つことになるのです。

幼くして交通事故での父親の喪失は、他人事では「良くある事でしかない」のであって、「あら、かわいそうね、たいへんね」と言うことですむことでしかないが、しかし当事者の人生というのは、他人ごとではないのであって、それはかけがえの無い喪失として体験せざるを得ないのです。人生の意味の中心は、家族関係にあるのです。だから8歳でのこの父親の喪失は、安藤美姫の人生に大きなダメージとなり、彼女の心の中心に深い悲しみを据えたのです。この悲しみと、彼女のスケートへののめり込みというのは、深い関係があると言えます。

この父の喪失が、安藤美姫の果敢なジャンプへの挑戦を生み出していると言えるのではないでしょうか。そして表情豊かに感情を込めて滑る芸術性の高さは、この喪失によって生み出されているのではないのでしょうか。最初から、安藤美姫の魅力の源泉にある、こうした喪失や悲しみが指摘されても、タネを明かされた手品を見る様なもので、文章としてはちっとも面白く無いのですが、私が引きつけられる美というのは、そうした、人間の不幸に宿る質のものであると言えます。表現性や芸術性というのは、人生における不幸や喪失と深く関わっているのです。

最初は、ジャンプやスピンの指導を行わないスケート教室に入会しましたが、
しかし、当時のコーチに勧められ、門奈裕子コーチが教えるスケート教室に移ります。
同クラブには浅田舞・浅田真央姉妹らがいたのです。

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門奈裕子コーチの顔
《想像界》の眼で《1流》
《象徴界》の眼で《超1流》
《現実界》の眼で、《2流》
《象徴界》の人格、気体人間
《シリアス教師》《ハイアート人間》

門奈裕子コーチの特徴は、《象徴界》の人格が、《超1流》であるという事です。
フィギアスケートというのは、氷の上で滑るという異常な状況での技術ですから、高いコントロール力を生むための身体の規律性や、規制性が必要です。身体に秩序を教え込むために精神性こそが、《象徴界》なのです。何が正しく、何が間違いになるのかという、その判断基準を厳しく律して行くのが《象徴界》性であって、それは人を天然の自由にするのではなくて、人工の規律で縛るものなのです。それを教える教師として、門奈裕子コーチは傑出した人格を持っていたのです。


初めにすべてありき、という意味でも、この門奈裕子コーチの指導力は、安藤美姫と、浅田舞浅田真央姉妹という傑出した日本女性フィギュアスケート選手を育てるのに決定的だったと思います。
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安藤美姫選手がスケートを始めた頃の写真です。
5歳の浅田真央が、今の表情と同じ様に明るくぶっ飛んでいます。
浅田舞が、おひな様のように、おとなしくきちんと、おすまししています。
この2人の目が糸のように細いのに対して、
安藤美姫の目は大きくて、2人に比べて表情が子供の明るさは無く、
自分を抑圧するかの様な、ふてくされた様な暗さがあります。
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2006年の世界フィギュアスケート選手権大会 で、
優勝カップを手にする(左から)浅田舞、浅田真央、安藤美姫
 Photo By AP
19歳の安藤美姫の顔立ちが、浅田姉妹よりも明確で強いのは、
化粧が濃いという以上に、
精神構造の差であると、私は人相判定をします。

浅田真央は16歳。
浅田姉妹が子供で、《想像界》しか無い人格であるのに対して、
安藤美姫は、《想像界》《象徴界》《現実界》の3界がある顔をしているのです。それ故に、浅田姉妹の子供っぽい浅い精神性に比較して、顔が、大人びています。暗いし、強いし、悲しみがある。スペインやメキシコを思わせる情熱的な熱さと闇が感じられます。

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さて、安藤美姫13歳、2000-2001シーズンの時、新横浜の佐藤信夫コーチに師事。
女子最難度のコンビネーションジャンプとされる3回転ルッツ-3回転ループを、
早くもプログラムに導入します。

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佐藤信夫の顔
《想像界》の眼で《1流》
《象徴界》の眼で《2流》
《現実界》の眼で《超1流》
《現実界》の人、液体の人、
《シリアスな人》、《ハイアート》の人。

佐藤 信夫1942年〜)は、日本男子フィギュアスケートに最初の一時代を築いたの人物です。

11歳でスケートを始めた佐藤先生は、15歳で全日本選手権を制覇した方です。以後、10年に渡って全日本選手権の覇者となったのです。この10連覇、優勝回数10回と言う記録はいずれも破られていない、すごい記録なのです。

1964年インスブルック五輪(オーストリア)で日本代表となり、上位選手が挑戦しなかった3回転ジャンプを成功させました。日本人で初めての3回転ジャンプ成功したのは佐藤先生であったのです。

安藤美姫のジャンプへのチャレンジは、この師があってこそ、果敢に挑まれたのでありました。つまりこうした先人の伝統を受け継がない限り、フィギアスケートで、高度のスケーティングは出来ないのです。こうしたことは美術も同様であって、先人のすぐれた美術家の教育抜きでは高度の芸術は成立しないのです。しかし美術の場合、優れた芸術家の弟子がすぐれたアーティストになるかというと、そうも言えなくて、アーティストは一代であるという、非継承性の面もあるのも、歴史的な事実です。分かりやすく言えば、レオナルド・ダ・ヴィンチの弟子や影響からは、すぐれた芸術家は出てこなかったのです。 大琳派展が今、東京国立博物館で開かれていますが、宗達だけが《超1流》なのであって、光琳は《1流》、抱一は《6流》というように、落ちて行くのです。高度な表現は継承はできないのです。しかし、にもかかわらず、優れた教師抜きには、芸術は高みへ達する事は出来ないのです。

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上の写真の目は、何を見ているのでしょうか?
苦しみの中から、天にいる神への救いを求めている様な表情。
いつも愛用しているネックレスのリングは、
8歳の時に交通事故で死亡した父親の結婚指輪で、
心の支えにしているのです。
父親の結婚指輪というのは、自分が生まれでた根拠そのものであります。
こうした《苦》を内包したスケーティングは、
浅田真央の、明るいぶっ飛んで、飛ぶ様なスケーティングと、対照的であると言えます。

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浅田真央の、この軽い飛ぶようなスケーティングはすばらしいとおもいます。

これは今日の情報化社会のシニフィエ(記号内容)化した表現です。奈良美智に代表される様なドローイングにある、脳内リアリティがそのまま表出された軽さで、物質があるにもかかわらず、物質性が無い表現なのですが、同じ事が浅田真央のスケーティングにも言えて、まるで重く熱い肉体のくびきが無いかの様な、天使の羽のような軽みにみちたスケーティングなのです。それはファンタジックで、万華鏡のように華やかで美しいのですが、しかし意味を形成しない。
 
 意味というのは、この重苦しい重力と肉の苦痛を背負う中から生み出されるシニフィアン(記号表現)の呻吟なのです。安藤美姫のスケーティングの魅了されるのは、この呻吟に満ちた人生の絶望を背負った意味のドラマと、表現の芸術性があるからです。

 それは浅田真央の肉体の重みの無さに比較して、古いとも言えます。しかし、正確には、浅田真央のスケーティングがシニフィエ(記号内容)的であり、安藤美姫のスケーティングがシニフィアン(記号表現)的であるという、そういう異質性として捉えるべきであると思います。
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浅田真央のスケーティング        安藤美姫のスケーティング
《想像界》の眼で《超1流》の     《想像界》の眼で《超1流》の
   デザイン的エンターテイメント            《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《6流》の      《象徴界》の眼で《超1流〜7流》の
   デザイン的エンターテイメント            《真性の芸術》
《現実界》の眼で《超1流》の     《現実界》の眼で《超1流》の     
          《真性の芸術》            《真性の芸術》

《想像界》のスケーティング       《想像界》《象徴界》《現実界》の
気体状態のスケーティング             3界をもつ重層的な表現
                    気体/液体/固体/絶対零度の
                    4様態をもつ多層的な表現
《気晴らしアート》           《シリアス・アート》
《ローアート》             《ハイアート》

浅田真央のスケーティングは、《気晴らしアート》《ローアート》であることも含めて、今日のデザイン的エンターテイメント性を多量に含んだ現代アートと同じ構造を持っている。

それに対して安藤美姫のスケーティングは、古典的なまでに《シリアス・アート》であり、《ハイアート》なのであって、完全に《真性の芸術》である高みを持っているのです。芸術オタクの彦坂尚嘉が安藤美姫に熱狂して、浅田真央にはひかれないのは、こうした性格の差なのです。

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安藤美姫の顔                     浅田真央の顔
《想像界》の眼で《超1流》美人、   《想像界》の眼で《3流》美人
《象徴界》の眼で《超1流》美人、   《象徴界》の眼で《6流》美人
《現実界》の眼で《8流》美人     《現実界》の眼で《3流》美人

《想像界》《象徴界》《現実界》の   《想像界》美人
     3界をもつ重層的な美人
気体/液体/固体/絶対零度の      気体美人
    4様態をもつ多層的な美人
《シリアス》美人           《気晴らし》美人
《ハイアート》的美人         《ローアート》的美人

浅田真央を《3流》美人と言うと,ひどいことを言っているようですが、《3流》というのはコミュニケーション領域で、ポップスが《3流》です。ですから「かわいい」美人という意味です。
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安藤美姫のむっちりとした肉体と、筋肉と、そのセクシュアリティは、浅田真央のファンタジックなモダンデザイン的な軽みとは正反対な、熱帯の闇を含んでいるのです。

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安藤美姫は2002年、15歳、中学3年の時のジュニアグランプリファイナルにおいて、
ISU公式大会で女子選手として史上初の4回転ジャンプ(サルコウ)に成功します。


サルコウジャンプの名称はスウェーデンのウルリッヒ・サルコウに由来します。

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1909年にスウェーデンのウルリッヒ・サルコウが初めて跳んだのが始まりとされているからです。このときは1回転サルコウジャンプであったのです。
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ろ向きに滑りながら左足(空中での回転の方向が反時計回りの場合。空中での回転が時計回りなら右足)インサイドエッジで踏み切るジャンプを、サルコウジャンプといいます。

【続きは下をクリックして下さい】


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安藤美姫は、女子シングルでは、
世界で唯一ISU公式試合で4回転ジャンプ(サルコウ)を成功させた選手であり、
この偉業はギネスブックにも記載されています。

Japanese skater first female to complete quadruple jump


Miki Ando, a 14-year-old Japanese high school student, has become the first female to complete a quadruple jump in competition, a decade after Surya Bonaly's trail-blazing attempt. 

Ando executed a clean quadruple salchow, a move that had only been performed by a handful of male skaters, during free skating at the Junior Grand Prix Final on Saturday in the Hague.

The teenager hails from Nagoya, also home to Midori Ito, who became the first woman to land a triple axel in a major international competition when she triumphed at the 1989 World Championships in Paris. 

It was also the first time the world women's title went to an Asian. 

"I felt happy with the salchow. I was glad that I managed to land on my feet," Ando was quoted by the Kyodo news agency as saying. 

"While in the air, I knew I would land all right because I was feeling the same way as I did when I landed (a quad) in training." 

But Ando, the world junior bronze medallist, failed to defend the grand prix title, finishing third overall following her error-plagued fifth place in the opening short program. 

The title went instead to her compatriot Yukina Ota. 

Ando, who started figure skating at the age of eight, has been practicing quadruple jumps since last year. She succeeded in a quadruple in an exhibition at the NHK Trophy tournament, a Grand Prix event, in Kyoto early this month. 

Bonaly, a French national who turned 29 on Sunday, was the first woman to attempt a quadruple jump in competition. 

But neither of her two quad attempts has been recognised by the International Skating Union as a completed element. 

At the 1992 Albertville Winter Olympics, she under-rotated a quadruple toe-loop and she fell on her quadruple salchow attempt at the 1996 world championships. 

Ando, 160 centimetres tall and weighing 46 kilograms, says she aims to become the first person to complete a quadruple loop in competition, a feat never achieved by either sex.

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安藤美姫は韓国人?
安藤美姫は韓国人なのか、という噂がある。

韓国でも、安藤が在日韓国人だという「うわさ」が流れたというのです。名字の「藤」の字を取り、韓国語読みすれば「安美姫(アン・ミヒ)」という韓国人風の名前になるためだそうです。また、韓国人なのに名前をひそかに日本式にしたのではないか、というもっともらしい説も流れた。

日本では“姫”という字をあまり使わないのに対して、
韓国では女性を高めて呼ぶのに使う字だからだそうです。

朝鮮日報の安藤美姫へのインタビュー に対して、
 「ジュニア選手時代から韓国の選手たちと親しくしていて、焼き肉や韓国料理なども好きで一緒に食べに行ったこともあります。でも親せきの中に韓国人はいません。わたしが韓国人だと期待していた方々には申し訳ないですが…」と否定したのです。

この在日という噂については、
電通が、オリンピックで、安藤選手にロッテのチョコレート色(ショートプログラム)と韓国のチマチョゴリ(フリー)をデザインしたコスチュームを着せたて、安藤選手の在日認定という捏造を
しかけたという説がありますが、私にはその事実関係は判断できません。

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2005年11月、
美姫肉離れ: スポーツ報知
関係者によると、先月18日に練習拠点の米オハイオ州クリーブランドから振付師のいるカナダ・トロントに移動。そしてロシア杯(11月25〜27日・サンクトペテルブルク)、NHK杯(1〜4日・大阪)出場のため11月29日に帰国。約10日間で“地球1周半”近い距離を移動した。その際、筋肉が硬くなった中で3日のフリー当日の公式練習では4回転サルコーに5度挑戦。いずれも失敗したが、右足を後ろから前へ振り上げて跳ぶジャンプ動作を繰り返し、患部に急激な負荷を与えたため、足に違和感を感じたという。(抜粋)

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2005-2006シーズン、18歳、五輪前の年末に右足小指を骨折。

荒川 静香が金メダルをとったトリノオリンピックでは、本番前に完治したとは語っていったいましたが、鎮痛剤を服用しながら万全とはいえない状態だったのです。ショートプログラムではミスを連発し8位と出遅れます。フリースケーティングでは4回転ジャンプに挑むも回転不足で転倒、その後もミスが続き、総合15位に終わります。

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2006-2007シーズン、地元名古屋で開催された全日本選手権で、

演技中に右肩を脱臼(全治3週間)。

フリーでは、中盤の3回転フリップで転倒、直後のスピンで再び右肩を脱臼するが、らニコライ・モロゾフ・コーチのモ「Go! Go!」のサインで気持ちを持ち直して最後まで演じきり2位を守った。

 

 

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2007年世界フィギュアスケート選手権で優勝

女子シングルではスケートアメリカ優勝の安藤美姫NHK杯優勝の浅田真央、今シーズンのGPファイナル優勝の金妍兒、昨シーズンの世界選手権の女王のキミー・マイズナー欧州選手権優勝のカロリーナ・コストナーらが参戦し、ハイレベルなメダル争いとなりました。ショートプログラムで金妍兒が歴代最高得点で首位にたったのですが、同2位につけた安藤美姫がフリーで逆転し初優勝。日本人選手の優勝は2004年荒川静香以来4人目の快挙でした。

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世界フィギュアは,安藤美姫金、浅田真央銀、キム・ヨナ銅、アジア勢が表彰台を制したわけですが、3人の顔をこうして並べてみると、安藤美姫の顔の個性の強さが、際立っています。


その差を、分かりやすく言うと、一番普通で、浅い顔をしているのが浅田真央で、《想像界》だけの人格の顔です。普通の意味での子供の顔ですし、そして、こうした《想像界》だけの人格の人が一番多いのです。

 

キム・ヨナの顔には、《想像界》の他に《象徴界》の人格があります。

それがこの写真では、浅田真央に比較した時の目の鋭さになって現れています。


安藤美姫の顔は、《想像界》《象徴界》《現実界》の3界のある顔で、他の2人に比べると、異様な顔といえるほどに、暗く深いのです。

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8歳の時に交通事故で死亡した父親の結婚指輪のネックレスをして、

死者とともに滑る安藤美姫のフィギュアスケートには、

感情を込めた豊かな表情があります。

それはしなやかで、力のある、のびやかな、喜びに満ちた美しさです。

死んだ父親は、彼女の動きの中で、共に、生きているのです。

死者と共に生きる事は重要です。死者は、死んでもなお生者とともに生きるのです。いつまでも死者を思い続ける事は出来なくとも、死者を無に帰しては、私たちは生き得ないのです。

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2007年12月18日、20歳となる。

上の写真は2008年の正月の振り袖姿。

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チャンピオンズ・オン・アイス2008』に安藤美姫が出演、しました。

米映画「SAYURI」の曲「ザ・チェアマンズ・ ワルツ」 に乗って、

3回のジャンプをすべて成功させました。

安藤美姫は、2010年バンクーバー冬期オリンピックでは、

22歳、

金メダルに、最後の挑戦をして欲しいと思います。

 

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安藤美姫の顔です。

《想像界》の眼で《超1流》美人。
《象徴界》の眼で《超1流》美人。
《現実界》の眼で《8流》美人。

《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な美人。
気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な美人。
《シリアス美人》、《ハイアート》的美人

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普通の意味での美人というのは、《1流》美人のことで、その典型は仲間由紀恵です。安藤美姫の《超1流》美人というのは、その意味で、常識的な美人を超えた存在といえます。さらに《現実界》が《8流》美人というのも、常識的な意味での美人を超えた魅力なのです。安藤美姫の美しさは、単なる美人のイメージ性を超えた、安藤美姫の、死者とともに生きる意味と深く関わっている美しさと言えます。安藤美姫の選手としてのピークは、2003年〜2004年のシーズンで、怪我や体調から、もはや下り坂とは言えるかもしれませんが、しかしだからこそ、果敢に戦う安藤美姫の帯びる悲劇性は、より深く美しいのです。

 


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コメント 5

NO NAME

浅田真央の顔はどうみていらっしゃるのか、気になります。
本当にすばらしい演技ですが、表情はまだ子供のようにも思えますが。
by NO NAME (2008-11-11 19:32) 

NO NAME

内容とは特に関係ないですが、
大股開きで転倒した写真や、
紫色のキャミソールの写真は削除した方が
宜しいのでは無いかと思います。
by NO NAME (2008-11-11 23:14) 

ヒコ

NO NAME様
コメントありがとうございます。浅田真央を入れて、大改稿をしました。
それと、ご指摘のお気持ちは理解できますが、どこで規制するかというのは、実はむずかしい事なのです。私のブログそのものも、ある抑制なり規制を持っているのですが、しかし同時に、ある危険性や、ぎりぎり性も持っているのです。ブログというのも表現であり、作品なのですが、その時に、そうした顰蹙をかうような、危険性が無いと、成立させる意味が無いのです。
by ヒコ (2008-11-12 09:04) 

コア

まだ二十歳だったのですか。凄いですね。山口百恵と通じる存在かなと思います。
by コア (2008-11-14 12:47) 

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