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ジャッドが持っていた草間弥生作品 [アート論]

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《想像界》の眼で《16流》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《6流》のデザイン的エンターテイメント
《現実界》の眼で《8流》のデザイン的エンターテイメント

《想像界》の芸術、液体美術
《気晴らしアート》《ローアート》

《16流》というのは、崩壊領域。
《6流》は、自然領域。
《8流》は、信仰領域。

ジャッドが持っていた草間弥生の作品がサザビーズに出て、$5,794,500で落札された。
日本円で、約5億8千万円。
さてこの作品を良い作品とする評価は理解は出来るが、
彦坂尚嘉の芸術分析では、かなり厳しい評価となる。

真面目に見れば,草間弥生の作品は、《想像界》のアートに過ぎない。
決して《ハイアート》ではないし、《シリアス・アート》ではないのです。
ロックで言えば、ボンジョビの様なものであって、
所詮、抽象画のフリをしたものに過ぎない。
抽象に見えるのは《16流》という崩壊領域だからである。
《16流》の崩壊領域は人を引きつける。
崩壊の魅力はあるが、それは壊れているに過ぎない。

琳派の4段飛びの原理で言えば、
ジャドに結実する様なモダンアートの《超1流》の抽象美術の、
模倣と焼き直しが、草間であるに過ぎない。
草間は、最盛期でも《超1流》を作らなかった事において、
宗達ではなかったし、ジャッドではなかった。

まあ、しかし、そういう焼き直しものが、みんな、好きなのである。


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