田嶋奈保子は《超1流》か?(加筆) [アート論]
《想像界》の眼で《41流》の《真性の芸術》
《象徴界》の眼で《超1流〜41流》の《真性の芸術》
《現実界》の眼で《超1流》
気体/液体/固体/絶対零度の4様態をもつ多層的な表現
《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ重層的な表現
《シリアス・アート》《ローアート》
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《超1流》の事へのコメントもいただいていて、
お答えしたいのですが、
火曜日に四国行きで、
追われています。
さてそれに関連して、
新人の田嶋奈保子さんが、
本日、深川ラボでデビューです。
彦坂尚嘉も、国宝級の名品を《超1流》といっているのは、
良いのですが、
こうした新人の作品を《超1流》とか、《41流》とか言っているというのは、
まったく、いかがわしくて、信用を落とすことになります。
それは分かっているのです。
それでもなお、言うしかない。
田嶋奈保子さんのこうした絵画に関しては、
下手だ、絵の具の付きが悪い等の
専門家の画家からの批判を聞いています。
なにしろ田嶋さん自身は、
武蔵野美術大学のガラス工芸を出た人で、
絵画は、最近描いているので、
未熟であるのは、確かです。
そうした批判は理解は出来ますが、
私は彼女のアンライプアート(未熟な芸術)を評価します。
専門家からの、画工的、職人的な批判に対する、
そういうリスクをおびえていたら、
作品を論じる面白さは無くなります。
芸術分析というのは、意識の領域の問題であって、
画工的職人性からの判断ではないのです。
この意識が《超1流》とか、
《41流》までに拡大する問題なのです。
私の取り上げる新人が100%ヒットするなどという事は無いわけでありまして、
どんなホームラン王にしても、4割打者が良い所です。
芸術そのものは複雑で、要素が非常に多いので、
ですから、判断には常に間違える危険性があります。
間違えると言うだけでなくて、
多くの才能は、枯れてしまいます。
才能そのものは、夏草の様に生えてくるのですが、
日本社会の中に、適応して行く中で、
枯れてしまいます。
それでも、デカルト的に言えば、
彦坂尚嘉という私が、このように判断したという事自体は、
事実なのです。
その間違いも含めて引き受ける所が重要なのです。
女性アーティストで、
《超1流》の作家は、たくさんいます。
しかし展開して行ける人は、
日本では見た事が無い。
展開しきれたとは思わないですが、
アメリカのアグネス・マーティンは、大好きです。
イギリスのブリジット・ライリーの後期の探求は評価します。
そしてシンディ・シャーマンも評価します。
日本の現代美術は、誰もいない。
日本画は、小倉遊亀とか、
何人かのすばらしい画家がいます。
国宝をいくら判断しても、
それだけでは面白く無いのです。
だれも評価しない、新人の作品を判断する。
そういう眼がなければ、面白く無い。
だから、誰も評価しないだろう女性作家を応援する。
逆に、新人だけで、歴史的な名作を見ない人も、
面白く無いのです。
さて、言い訳が長かったですが、
田嶋奈保子さんの、髪の毛を使ったペインティング・パフォーマンスと、
おもちゃの家に火をつけるパフォーマンスが、あります。
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皆様
白濱です。
BCCでお送りします。
明日、12月6日(土)より、田嶋奈保子オープンアトリエ展が始
まります。
赤くぬられた会場では、18:00より髪や顔を使ったパフォーマ
ンス「ロングヘアペインティング」を行います。
白濱です。
BCCでお送りします。
明日、12月6日(土)より、田嶋奈保子オープンアトリエ展が始
まります。
赤くぬられた会場では、18:00より髪や顔を使ったパフォーマ
ンス「ロングヘアペインティング」を行います。
その後、オープニングパーティー〜8:00も行います。赤いシ
ャンパンのウェルカムドリンクでお迎えします。
赤いファサード、シャッターやテントの絵とも相まっては寒空
に異彩を放ってます。
皆様、深川ラボにぜひお越し下さい。
ャンパンのウェルカムドリンクでお迎えします。
赤いファサード、シャッターやテントの絵とも相まっては寒空
に異彩を放ってます。
皆様、深川ラボにぜひお越し下さい。
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