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佐藤 可士和のデザインに起きていること [《第6次元》研究]

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私自身は、《第6次元》の領域を否定して来ているので、
再度、勉強してみようというカテゴリーを始めます。

《第6次元》というのは、自然領域ですが、
今回、まずチェックして行きたいのは、
《第6次元》の新しいデザイナーの仕事です。

まずは、先日原宿のユニクロを見に行ったので、
佐藤 可士和のデザインの入門編です。

軽く、まず、その特徴を芸術分析して行きます。

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《想像界》の眼で《第6次元》のデザイン的エンターテイメント
《象徴界》の眼で《第6次元》のデザイン的エンターテイメント
《現実界》の眼で《第6次元》のデザイン的エンターテイメント


ここまでは、いままでのモダンデザインと同じです。


《現実界》のデザイン

これは携帯のデザインですから、インダストリアルデザインです。
インダストリデザインとして、現実界》のデザインというのは
新しいのです。

インダストリデザインを始めたのは1920年代のレイモンド・ローウィ
ですが、この人はフランス人で、アメリカで活躍しました。
このデザインが、《想像界》のデザインなのです。

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《想像界》の眼で《第6次元》のデザイン的エンターテイメント
《象徴界》の眼で《第6次元》のデザイン的エンターテイメント
《現実界》の眼で《第6次元》のデザイン的エンターテイメント
《想像界》のデザイン
液体美術のデザイン
シニフィアン(記号表現)のデザイン


レイモンド・ローウィのこうした流線型のデザインが、
《想像界》のデザインであるということが、
産業化社会全体をおおっているのかどうか、
そこまでの研究を私が、まだしていないので、断定はできませんが。
「初めにすべてありきという原則を使えば、とりあえずは、
そのように想定しておいて、良いと思います。

さて、もう一つの佐藤 可士和の仕事を見てみます。

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《想像界》の眼で《第6次元》のデザイン的エンターテイメント
《象徴界》の眼で《第6次元》のデザイン的エンターテイメント
《現実界》の眼で《第6次元》のデザイン的エンターテイメント
《現実界》のデザイン
気体美術のデザイン


気体美術のデザインであると言う意味は、情報化社会の
デザインであると言う事なのですが、
これも過去の有名なデザイナーと比較してみます。
日本のグラフィックデザインをつくった一人が、
亀倉 雄策です。

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《想像界》の眼で《第6次元》のデザイン的エンターテイメント
《象徴界》の眼で《第6次元》のデザイン的エンターテイメント
《現実界》の眼で《第6次元》のデザイン的エンターテイメント
《想像界》のデザイン
液体美術のデザイン
シニフィアン(記号表現)のデザイン

亀倉 雄策のデザインは、同じ《第6次元》であっても、
《想像界》のデザインであり、
液体美術なのです。
さらにはシニフィアン(記号表現)のデザインなのです。

そこが、佐藤 可士和の《現実界》で、気体美術のデザインと
違います。
ですから、佐藤 可士和のデザインは、
シニフィエ(記号内容)のデザインになっているはずです。
比べてみましょう。

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同じ様な幾何学的なパターンデザインで、
同じ《第6次元》のデザインなのですが、
シニフィエ(記号内容)化を、佐藤 可士和のデザインは
しています。

だから軽いのと、見る人の脳に直接飛び込んでくる。

《第6次元》のデザインが、
こうして、産業化社会の特徴であった、

《想像界》のデザイン
液体美術、
シニフィアン(記号表現)のデザインという性格を、
変える事になったのです。

情報化社会の佐藤 可士和のデザインは、
《現実界》のデザインであり、
気体美術であり、
シニフィエ(記号内容)のデザインなのです。

同じ《第6次元》の領域のデザインでありながら、
この様な性格変化が起きているのです。

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コメント 2

kar

はじめまして、学生のkarと申します。
毎日楽しみにしながら、ブログを拝見しています。

佐藤可士和と言えば、彼を特集した本によると、敬愛するアーティストとしてデュシャンやダミアン・ハーストを挙げていて、ハーストの絵を自宅に飾っているそうです。彼のデザインもそうですが、明快でかっこいいものが好きなのは間違いなさそうですね。

同じデザインケータイだと、少し古いですが深澤直人のneonも同じような長方形です。

春から大学で教えられるということで、忙しくなられると思いますが、ますますのご活躍をお祈りします。
by kar (2009-04-06 21:29) 

ヒコ

kar様
コメントありがとうございます。
佐藤 可士和さんが、現代アートを飾っているというのは、納得の育夫話ですね。
深沢直人さんとの比較を含めて、3回目に書きます。
今年は、忙しいですね。越後妻有トリエンナーレで2つやるのと、自分が主催する気体分子ギャラリーを連続して、開催して行きます。それと大きな作品を2点作ります。それとアジアのアートフェアに出す事になりそうです。倒れないように、無理をしないで、やって行きます。
by ヒコ (2009-04-07 22:28) 

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