SSブログ

不純詩・試作(ローマ数字をアラビア数字に改稿、加筆2校正1) [アート論]

詩人の松井茂さんとお会いしたのが、想像以上に面白くて、刺激を受けた。
松井茂さんは「純粋詩」という視点で、詩を書かれていて、以前から読んでいたし、詩集も1冊買っている。
実は、少し似ている仕事を1974〜76年に『51音によるプラクティス』という題名で、シリーズで発表していた。しかし、私の方は、不純主義者なので、不純詩というものを改めて自覚的に書かなければならないと感じた。と言うわけで、次の様な、不純詩を試作してみました。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 師走を迎える寒い日  隠し立てすると  大声    盗人 1  嫌疑がかかった   できるわけがありません   踏み込んで家捜ししろ  お待ち下さい  奥座敷  琴を弾いていた 1 背中に捻じ曲げ 1 無理やり 1 廊下を 1 恋仲  祝言をかわすことになっていた  うらやましく1 仕組んだ罠だったのだ  私はそんなこととは知らない  自分に降り掛かる 夢にも思っていなかった 1 転がった  へっへっへ  関係がないのだ 1 くやしさに歯を食いしばった  綺麗な着物  乱暴な口調で言った 1 やめろ 叫んだ  屈辱と無念さに激しく歪んだ 1 少しは静かになるだろう  できるはずがなかった   薄笑いを浮かべ て 1 見まわすのだ  凝視している  鮮やかな花柄の振袖 1 香りが部屋中に漂った  その場にしゃがみ込んでしまった  歪んだ 1かまわない  真っ暗になっていくのだった  汚れのない  滑らかな曲線を描く 1 淡い 口を開けたまま 1 気が遠くなっていくのだった  手でたたいた  気が狂いそうな  道はないのだ  いいんじゃないか  針でも刺されたような 1 体を曲げ後ろからも   舌を噛み切られたら 始めからわかっているのだ   あこがれていた  桐の木で作った 1  膝をつくと 1 ハッハッハッハ  絶叫した 1 ガクガク  フッフツフ 1 ギャー  ガクガク  目をきつく閉じ顔を横に背けた  顔を覗き込むのだ 1 静かに目を閉じている  美しく見えるのだった  ハッハッハッハ  抵抗したが  全員笑い出すのだった 1 他の者は  震えた  黒山の人だかりの道  1 耳に入ってくる 1そんな光景を  薄笑い  優雅な生活を送っていた  ここ数年で大きく成長していた ハイテク部品の工場  3 若手経営者  銀座や赤坂に足を運んでいた  将来は俳優になろうとまで考えた  中から二人の男が降りてきた  愛犬と遊んでいた 今すぐいきます 1 玄関に向かった いや、たいしたことではありませんが 1 すぐ用意しますので 1 二階へ上がって行った  南下した  なにも話さないで黙っている 1 いつのまにか眠っていた  車を降りた  不安になり  我々にはわかりませんね  唖然とした  走り寄ろうとしたが 地下室で待っていた  フッフッフ 1 何かの間違いです 1 涙を浮かべ叫んだ  薄笑いを浮かべた  声がつまった 

 それはよかった  カメラの撮影は禁止されていますので  それではホテルまでお送り しますよ  長旅の疲れなのであろう  カバンの中をあさっている  旅行中なので  タンクトップにミニスカート  扉が開き  場内には東洋音楽のようなものが流れ  客達がざわめいた  場内に音楽が響き渡った  目に涙が浮かんでいるではないか 目から涙が流れているのだ  恐怖  魅了 光景  場内は騒然となった  ヒッヒッヒ  ハッハッハッハ  ヒッヒッヒ  フッフッフ  ヒッヒッヒ  フッフッフ  フッフッフ  フッフッフ  フッフッフ  フッフッフ  フッフッフ  フッフッフ  フッフッフ  フッフッフ  フッフッフ フッフッフ  フッフッフ  フッフッフ  ライオン  フッフッフ  フッフッフ  ヒッヒッヒ  フッフッフ  ホッホッホ  フッフッフ  ヒッヒッヒ  観衆の声がさらに高まった  ヒッヒッヒ  太陽が照りつけ  ヒッヒッヒ  ヒッヒッヒ  ヘッヘッヘ ヒッヒッヒ  ヒッヒッヒ ヒッヒッヒ ヒッヒッヒ ヒッヒッヒ 照りつける太陽の光に 砂漠の中を突っ走っていた  ヘッヘッヘ  砂漠のど真ん中  砂漠の中にテント村のように数十張の白いテンテントが点在している  暑さで息絶え 太陽に熱せられた砂の上に  砂漠の中で死んで  へっへっへっへ  ハッハッハッハ  ヒッヒッヒ  フッフッフッフ  ヒッヒッヒッヒ  ヘッヘッヘ  あたりは見回す限りの砂漠で太陽に熱せられた砂の上  猛暑の砂漠  前方を見てもただ砂漠が続いている  喉はカラカラになってくる ヒッヒッヒ  砂漠のど真ん中 フッフッフ  冷たい空気 フッフッフ  ヒッヒッヒ  暑い陽が照りつける野外  会食会  太陽に照らされ  強い砂漠の太陽が照りつけ燃え上がるような暑さ  ヒッヒッヒ  砂漠の太陽に照らされ    手  兵士 言葉  目から涙を流していた  大型ワゴン車  ドアが閉められ  心強いもの 真昼間の野外で強い太陽に全身を照らされて  太陽に照らされ  砂漠の砂にタイヤをとられ立ち往生していたのだ  顔は涙で濡れていた  麻布十番のレストラン  日曜日  インターネット ホームページ  携帯  山小屋  外の景色を眺めていた  白樺林  砂利道  丸太造りの山小屋  車のドア  すぐに冷たいものをお持ちいたします 目を覚ました  あたりが真っ暗なのだ  目をこすりながら起き上がって唖然とした ここはどこ

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。