ケイト・ブッシュの顔(1) [顔/美人論]
2007年10月15日(月)
若いときには、彼女のような女性を恐いと思ったものだ。
〈想像界〉の眼で、《8流》のイメージ。
〈象徴界〉の眼で、〈1流〉の〈41流〉の〈1流〉
〈現実界〉の眼で、〈1流〉の現実
〈想像界〉の人の眼では、《8流》に、本当に見えるかどうか、
知りたくは思う。
非常に完成度の高い音楽家に展開して、
私は好きだった。
とは言っても、ディスコグラフィーをチョックしてみると、
10枚中6枚しか持っていなかった。
一番好きなのは、HOUNDS OF LOVE。
○THE KICK INSIDE(天使と小悪魔)(1978)
○LIONHEART(ライオンハート)(1978)
○NEVER FOR EVER(魔物語)(1980)
×THE DREAMING(ドリーミング)(1982)
○HOUNDS OF LOVE(愛のかたち)(1985)
×THE WHOLE STORY(ケイト・ブッシュ・ストーリー) - ベストアルバム
×THE SENSUAL WORLD(センシュアル・ワールド)(1989)
×THIS WOMAN'S WORKS(ディス・ウーマンズ・ワークス) - ベストアルバム(1990)(8枚組)
○THE RED SHOES(レッド・シューズ)(1993)
○AERIAL(エアリアル)(2005)(2枚組)
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レム・コールハース(Rem Koolhaas)の顔
〈想像界〉の眼で、〈21流〉イメージ
〈象徴界〉の眼で、〈21流〉〈21流〉〈21流〉
〈現実界〉の眼で、〈21流〉の現実
後藤武さんの『反転する崇高:レム・コールハース論』(建築文化, 1997年8月号, 10月号, 12月号) 3本を読んだ。
大変に刺激的な論考で、多くを学んだが、自分の追いかけてきた事とも、重なる部分が多くて、重要なもので、興奮した。Rem Koolhaasは、1944年うまれだから、2歳上のひとだから、同じ時代を生きては来ているのだ。
コールハースは、シアトル中央図書館 (シアトル,米国,2004)と、
〈想像界〉の眼で、《8流》のイメージ
〈象徴界〉の眼で、〈41流〉〈超1流〉〈超1流〉
〈現実界〉の眼で、〈1流〉の現実
〈象徴界〉の建築。
カーサ・ダ・ムジカ (Casa da Música、ポルト,ポルトガル,2004)
〈想像界〉の眼で、《8流》のイメージ
〈象徴界〉の眼で、〈41流〉〈超1流〉〈超1流〉
〈現実界〉の眼で、〈1流〉の現実
〈象徴界〉の建築。
の2つを見てきている。
後藤武は、偽装した模型のような建築と言っているが、
それは〈想像界〉の眼で見ているからで、
むしろちゃんとした気体建築だ。たいしたものだと思う。
本の方は、怠けてきていた。
彼は、実際の建築物より著作物の方が知られている。
代表作である『錯乱のニューヨーク』を、今日、アマゾンに『錯乱のニューヨーク』を注文した。
〈21流〉の顔を持っているというのは、彼の思想を理解する助けになることだ。
〈21流〉というのは、人生の溝ドロの世界であって、
そういう錯乱の中を生きている人なのだろう。
錯乱の世界をコントロールするのは、不可能だという。
そこでいくつかに分割して、その中で、勝手に動かすことを考えてきているらしい。
建築の鬼才というよりホームレスと共通する顔ですね。ある意味現代を象徴しているとも思えます。私も「ニューヨークの錯乱」を読んでみます。
by 丈 (2007-10-15 09:32)
ホームレスとは、うまいことを言いますね。本当にそうですね。
〈21流〉というのは、人生の喜怒哀楽の直接性の世界です。超越する高みがない。
エロ写真が〈21流〉です。
写真では荒木 経惟。
演歌で言うと小林幸子の歌が〈21流〉。
歴史上で言うと、中国の美術は宋や元で〈超1流〉にたっしますが、その後落ちてきていって清朝になると、ほとんどどれでも〈21流〉美術になります。
今の中国現代美術も、ほとんど〈21流〉のものです。
私のアートの格付けでは〈超1流〉から〈41流〉まで42段階で、トップの〈超1流〉と〈41流〉は対応して、円環を形成しています。
〈1流〉と〈31流〉
〈2流〉と〈21流〉
〈3流〉と《11流》
《4流》と《10流》
《5流》と《9流》
《6流》と《8流》
そして〈7流〉だけが、対応するものを持っていない。
〈7流〉というのが、ビジネスの領域です。
デザインで言うと、電車の週刊誌の吊革広告や、ラーメンと大書しているような伝達だけの広告がありますが、あれはモダンデザインというものでもないもので、あれが〈7流〉です。
こう見ると、世界の中心のヘソのような世界が〈7流〉というビジネス世界かもしれません。
〈21流〉に話をもどすと、しかし〈超1流〉から〈41流〉までは42段階あるので、〈21流〉というのは、真ん真ん中であります。この〈21流〉がエロの世界で、人生の喜怒哀楽の直接性の世界であるというのも、つまりもっとも低い場所が、この〈21流〉でもあります。
つまり〈21流〉と〈7流〉という、エロ世界とビジネス世界という、二つの世界の一番低い場所がある。
コールハースが、何故に〈21流〉の顔なのか・不思議ではありますが、彼の出身地がオランダであるというのも、関係があるかもしれません。
オランダも世界美術史に登場する文化の宝庫地帯ですが、そこが中国同様に爛熟して、〈21流〉の低い場所に落ち込んでいる可能性もあるかもしれません。
by hiko (2007-10-15 10:11)
ご教示ありがとうございます。
そういえば、アムステルダムという町は娼婦が多いのでも有名であると、聞いたことがあります。これは映画の中のナレーションでした。
中国の南宋の絵画が東博の二階に出ていて、刀を観た時に一緒に観ましたが、国宝となっている梁楷の「雪景山水」二幅と「出山釈迦図」です。知識なしに初めて見て、あまりの怖さにゾーッとしました。
by 丈 (2007-10-16 21:34)