Art-studies 現代編リスト案 [アート論]
2007年12月11日(火)
旧友の渡辺哲也(映画監督)が先月の15日に亡くなられていたことを知る。
奥さんに電話をかけて、お悔やみを述べる。
1972年に、自宅でフロアイベントをした時に、
見に来てくれた28人の観客の一人で、以後、付き合って来た。
肺癌で亡くなったのだが、
何とも寂しい。
結局、人間死ぬし、
そしてその友人としての関係も、
どうしようもない距離が、肉体的にも、精神的にも、
そして社会的にもあって、お互いにその距離の隔たりの中を生きて、
死んでいく。
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みなさま
五十嵐太郎様
アートスタディーズの現代編の企画のたたき台が、書けました。
見てみてください。
いかがでしょうか?
率直なご意見をお聞かせください。
彦坂尚嘉
■現代編■
第13回 1995年〜2000年
《デジタル時代化する美術》
秋元珠江/奈良美智
第14回 1990年〜1999年
《グローバリゼーション化する美術》
眞島竜男/村上隆
第15回 1985年〜1984年
《「日本の廃墟化」を未来に見て》
雜賀雄二 /宮本隆司
第16回 1980年〜1989
《女性作家の台頭と崩壊?》
佐々木薫/辰野登恵子
第17回 1975年〜1984年
《もの派の外部への狂走》
清水誠一/戸谷成雄
第18回 1970年〜1979年
《敗戦後現代美術の全否定》
彦坂尚嘉/李禹煥
第19回 1965年〜1974年
《国家制度批判と芸術》
菊畑茂久馬/赤瀬川源平
第20回 1960年〜1969年
《反芸術の美しさと醜悪な原始性》
三木富雄/篠原有司男
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メモ・
現代編は、何しろ彦坂が作家であると言うこともあって、
如何に公正性を持たせて、社会的な説得力を持たし得るのか?
という所に腐心しました。
特に1975年以降は、
現代美術史の記述ができなくなっているという
一般的な状況があるので、
特に難しかったと言えます。
こういう困難さの中で、
各時代を作家を2人にすることで、
乗り切っています。
したがって、レクチャーをする講師も、
一人の作家一人に、講師一人になりますので、
美術は2人の講師という事になります。
五十嵐様
建築も、同じスタイルを取っていただけるものかどうか?
ご検討下さい。
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