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中谷礼仁氏を訪問 [日記]

朝、6時に目覚まし時計で起きたのだが、
昨晩2時まで出力する作品を作っていて、
起きれば起きられるが、体調的に不安を感じてそのまま眠る。

11時京橋のギャラリー手で、白濱 雅也さんと、最後に撮影。
昼食は、ギャラリー手の杉山旭さんのおごりで、白濱 雅也さんと私の3人で、
近くの和食・麺類料理・美々卯で、
お蕎麦を食べる。
http://www.mimiu.co.jp/mimiu/top.html

美々卯は「うどんすき」で有名で、それ以外はまあまあでしかないが、それでも〈1流〉の味で、山田うどんで食べる《8流》の味とは違う。

山田うどん、とかのB級の食べ物が、まずいのか? というと、この《8流》にどっぷりと生きていて、他と比較をしなければ、「うまい」と思うのである。
典型的はラーメンだが、これも大半は《8流》だが、これを疑わなければ「おいしい」と思うものなのである。比較しない限り、分からなくて、うまいと思い続ける幸せな世界が続く。

ちなみに、デニーズは〈2流〉。
ロイヤルホストは〈1流〉。

………………………………………………………………………………

その後、
早稲田大学の中谷礼仁氏の研究室を、
事務局の伊東直昭さんとご一緒に訪問した。

次回のアートスタディーズのゲストをお願いするため、

早稲田駅から結構遠い。
私は重いカバンを持って歩いているから、タクシーに乗りたかったな、と思いつつ、20分ほど歩いて到着。

中谷礼仁(なかたにのりひと)氏は、建築史家。
とは言っても、歴史工学の研究者。つまり建築の歴史を構造や強度で見る工学の視点からみて研究されている研究者。

1965年、東京都生れ。
1989年、早稲田大学大学院博士課程修了
1989〜92年、清水建設設計本部
2007年より早稲田大学早稲田大学理工学術院創造理工学部建築学科准教授。

主な著書:『セヴェラルネス 事物連鎖と人間』(2005年、鹿島出版会) 、
『国学・明治・建築 家』(1993年、一季出版)、
『数寄屋の森』(共著、1995年、丸善)、
『磯崎新の革命遊戯』(共著、1996年、TOTO出版)、
『日本建築様式史』(共著、2000年、美術出版社)など

次回アートスタディーズの1900年からのレクチャーをお願いすることができた。
20世紀の冒頭の時代、20世紀建築の始まりはなんですか?という私の質問に、
「明治建築の成熟と崩壊」と明快なお答え。
明治期に立てられた洋風建築は、近代建築ですか?という質問に対して、
「近代建築です。近代建築はルネッサンス期から始まっていて、いわゆるモダニズム建築は近代建築の疎外物です」というお答え。
こうして、いくつも基本的な質問をお聞きしながら、随分と贅沢なレクチャーをしていただいた。

ギャラリー手に戻って、
たまたま仕事できたタマダプロジェクトの玉田俊雄さんと話をする。
山口長男の絵が2点あって、死ぬ一年前の作品だったが、これを一緒にみる。あまり良くない。前にローアートだとメーリングリストにも書いたことがあるので、玉田さんにその事を言われる。

その後、杉山さんと、青山さんの3人で、上野の焼き肉屋に行く。
上野は、独特の雰囲気がある。
女性の顔も、どこか違う。
焼き肉屋は、杉山さんのお気に入りの店で、美味しかった。


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コメント 2

中谷礼仁

彦坂様
先日は研究室にわざわざおいでいただきありがとうございました。
紹介もいただき光栄です。
当方の先行とする歴史工学について、少しご説明さし上げたく上記リンク(http://www.nakatani-seminar.org/rekikou/index.html)を紹介させていただく次第です。
歴史工学は、端的に言えば過去の事物と現在との関係、その調和的なありようを検討しようとする学問です。
従来の史学における文献研究では歯が立たないのであえて「工学」と名づけている次第です。建築の歴史を構造や強度で見る工学の視点からみることも当然含まれますが、その基本はぜひ上記リンクをご笑覧下さい。今後ともどうぞよろしくお願いします。
by 中谷礼仁 (2008-02-08 02:19) 

ヒコ

コメントくださって、ありがとうございます。
気がつくのが遅くて失礼しました。
歴史工学のサイト、ありがとうございます。
拝見します。
by ヒコ (2008-03-01 11:21) 

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