ルーベン・オチョア （ruben_ochoa）（作品画像追加／加筆） [アート論]
ルーベン・オチョア
"理想的な乖離" 、 2008年
木製パレット、チェーンリンク、鉄筋、ワイヤのネクタイ、汚れ、約14 ' × 13 ' × 7 '
木製パレット、チェーンリンク、鉄筋、ワイヤのネクタイ、汚れ、約14 ' × 13 ' × 7 '
ホイットニー美術館で開かれたホイットニービエンナーレ 2008に出品した作品である。
《イメージ判定法》で《１流》。
《言語判定法》で、《超１流》から《４１流》までの多層的重層的作品。
《象徴界》《想像界》《現実界》の３界同時表示。
絶対零度／固体／液体／気体の４様態同時表。
非実体的で、非合法的で、《退化性》を持っていて、
真性の芸術である。
アメリカの作家で見ると、私の《言語判定法》で、理想の作品がある。
しかも、これは《ハイアート》で、
《シリアスアート》である。
偶像崇拝の美術ではなく、抽象性を持った美術作品である。
ルーベン・オチョアの顔である。
《イメージ判定法》で、《１流》。
《言語判定法》で、《超１流》から《７流》の多層的重層的人格。
《想像界》《象徴界》《現実界》の３界同時表示のアーティスト。
絶対零度／固体／液体／気体の３様態をもっている人格。
ルーベン・オチョア（ruben_ochoa）は、1974年生まれ。
アメリカ合衆国 カルフォルニア州オーシャンサイド市のアーティスト。
ロサンゼルス に在住
ロサンゼルスやサンディエゴといった大都市からもアクセスが 容易で、
一年を通じ多くの観光客がこの地を訪れる。そこのアーティストである。
1996年パーソンズスクールオブアートアンドデザイン、 ニューヨーク
1997年にオーティス カレッジオブ アートアンドデザイン（ロサンゼルス）で芸術学士。
2003年 カリフォルニア大学アーバイン校で美術学修士号
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こう見ると、鉄筋やコンクリートのような基本的な建築材料を使った、
もの派的な新手の作家と見えるが、少し違うのである。
日本のもの派は、《６流》で、デザイン的エンターテイメントでしかなかったが、
ここには、《超１流》の真性の芸術の系譜がある。
ただ単に、非芸術な《もの》それ自身に還元したイージーな作品ではない。
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さらに、違う仕事は、高速道路を使った作品である。
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壁に、木の根と敷石の写真が展示されているのが、見える。
日本やドイツの作品だと、
《現実界》だけに還元された作品、しかも《６流》の
作品が人気を集めている。
おまけに、それらは合法的で、実体的で、
デザイン的エンターテイメント作品である。
まるで、すべての芸術が、イラスト化し、
おまけにデザイン化してしまっているかの様に思えるのが、
ヨーロッパと連動した日本のアート・シーンである。
しかし、本当に真性の芸術の系譜は、滅びたのであろうか？
アメリカ美術にも、もちろん《６流》の美術は存在する。
しかし日本の様に、《６流》のデザイン的エンターテイメントで、
すべてが覆われているのではない。
もう一つの別の《超１流》の芸術の系譜が、存在し続けている。
ルーベン・オチョアに見られる様に、
《現実界》の様に見える場合でも、
《想像界》《象徴界》《現実界》の３界同時表示の、芸術的正統な作品がある。
《超１流》から《４１流》までの多層的重層的な作品である。
そして非合法で、非実体的で、《退化性》があって、
真性の芸術である。
私の芸術観では、アメリカ美術の方に、
人類史の中での偉大な芸術の伝統が、生きているのである。
アメリカに対する嫌悪感を別にして、
芸術を探求するものとしては、
人類史的に、正統な芸術を見て行きたいのである。
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