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山口百恵の顔(1/4) [アート論]

◉◉◉

それと眼である。
山口百恵の眼は、強い特徴を示している。

まず、モーニング娘の安倍なつみの眼と、
山口百恵の眼を比較した3つ見て欲しい。


0393.jpg山口百恵

abe_natsumi.jpg安倍なつみ

yamaguchi_momoe4a.jpg山口百恵

4847026853.09.LZZZZZZZ.jpg安倍なつみ

img10031023717.jpeg山口百恵

4-8470-2864-3-L.jpg安倍なつみ

安倍なつみの眼は、《想像界》だけの眼で、
普通の人の眼である。

それに対して山口百恵の眼は、
これは《現実界》が主体になっている眼で、
ある種の異様な人物の眼である。
少なくとも普通ではない。

今度は、仲間由紀恵と比較してみる。

1280_1024-1.jpg仲間由紀恵

yamaguchi_momoe4a.jpg山口百恵

B0002KU97W.09.LZZZZZZZ.jpg仲間由紀恵

0393.jpg山口百恵

YukieNakama2_m.jpg仲間由紀恵

img10031023717.jpeg山口百恵

仲間由紀恵の眼が、
《想像界》《象徴界》《現実界》の3界をもつ、
成熟した人間の眼をしているのに対して、

山口百恵の眼は、《現実界》で主体をたてた、
異様性のある眼をしている。
図式的に言えば、《現実界》しか無い眼であって、
人格的欠損性を示している。
総合性を欠いているのである。
これは写真や、ライトの当て方によるものではなくて、
人格的な特性ゆえのものである。

とは言っても、哲学者のカントの顔も
同じ様に《現実界》で主体を立てた顔をしているので、
山口百恵は、カント的であるとも、言えるのである。

1973年のデビュー曲の「としごろ」は、
売れなかった。

出典
百恵伝説
名前は山口百恵。曲は「としごろ」。人は特別気にする様子もなかった。
デビュー曲のレコード売り上げ枚数を良きライバルである桜田淳子、森昌子と比較してみると
桜田淳子 「天使も夢見る」(48年2月)・・・・15万枚  森昌子 「せんせい」(47年7月)・・・・60万枚
山口百恵の「としごろ」はわずか8万枚程度であった。森の60万枚は驚異的である。
山口百恵のデビューは決して華々しいものではなかった。

オリジナル・コンフィデンスの週間チャートでの最高位は36位、売上枚数も7万枚弱



出典・山口百恵デビュー25周年特別企画 70年代アイドル“不死鳥”伝説 山口百恵ディスコグラフィー

中学生でデビューした山口百恵の2曲目は、
「あなたが望むなら私何をされてもいいわ」という
歌い出しのきわどい歌詞を押し出す「青い性路線」がとられる。


しかしこの段階では、
彼女は、まだ傷ついた顔をしていない。




年端のいかない少女が、
性行為を連想させるような際どい内容を歌うという「青い性路線」は、
1974年の「ひと夏の経験」で、大ヒットする。
山口百恵は、これで絶大な人気を獲得することになる。

Wikipediaによると、
第二弾として「青い果実」を出すときに、
作詞家千家和也に対して、「より過激な表現」を求めたものの、
「中学生にこんな歌詞を歌わせていいのか」と自問したものの、
「ストレートに表現することも一つの行き方だ」と思い直したという。

このレコードジャケットの山口百恵の顔の眼は、
彼女がいかに傷つき、鬱的放心状態になっているかを示している。

レイプ行為であったと糾弾されなければならない。

Wikipediaによると、
酒井政利さかい まさとし1938年11月17日 - )は、音楽プロデューサーメディアプロデューサー
和歌山県有田市出身。和歌山県立箕島高等学校立教大学文学部卒業。 大学卒業後映画製作を志し松竹に入社するもまもなく退社しその後日本コロムビアソニーレコードの音楽プロデューサーとして数多くのアーティストを発掘、育成する。駆け出し期に青山和子愛と死を見つめてを手がけるなど若手時代から大物の片鱗を見せ、手がけたアーティストは300人を越え、南沙織山口百恵郷ひろみらをはじめとする、往年の有名歌手を次々と世に送り出した。現在は、メディアプロデューサーとして、映画・舞台・テレビ番組の企画やテレビコメンテーター、講演活動などの幅広い分野で活躍。その一方で心理カウンセラーとしての活動も行っている。

この「青い性路線」は、
酒井がCBSソニーで活躍していた1972年女性週刊誌に「酒井は帝銀事件で死刑判決を受けた平沢貞通の隠し子」だとする記事が掲載された。
週刊文春2001年新年号で酒井が語ったところによると、実母は平沢の絵のモデルになった経験があり、平沢も弁護士に対し事実である可能性を示唆する発言をしたとされるが、平沢には長期の拘禁などによる妄想症状もあって、真相は最後まで不明だったという。酒井は真相を求めて平沢との面会を希望したが、実現する事は無かった。
酒井はその後、平沢の再審請求を行っている会に寄付するなどの支援を行っている。
歌謡界の少女売春路線であり、ロリコン犯罪であった。

こうした酒井政利の性的犯罪行為を糾弾できなかったどころか、
「青い性路線」を喝采した日本社会は、
モラルを欠いた社会であり、堕落した社会であった。

理想と倫理を欠いたに日本社会!

以後、ブルセラ女子中高生の登場へとつづく性的退廃は、
悲惨な現実を作り出して行く。

核家族は1985年を境に崩壊へと雪崩れて行く。
さらに家族内殺人の激発。
日本社会は土砂崩れを起こし、転落して行く。

この鬱病の顔は、痛々しい。

この彼女の暗さを見よ!
この瞳は絶望者のそれである。
ひとりの若い少女を、食い物にし、
絶望へと至らせる日本社会!

山口百恵は、美人ではない。
美人論としてみる限りは、評価に値しない。

《想像界》の眼で、《8流》
《象徴界》の眼で、《8流》
《現実界》の眼で、《8流》

しかも彼女は実体的であり、
合法的であり、《退化性》を持っていない。
つまり彼女は歌手としても役者としても、芸術たりえていない。

だがしかし、
彼女の表情に沈む《悲しみ》と《冷たい意思》は本物である。
顔の内側に、ナイフの冷たい刃がある。

このナイフの刃は、
現実に人を殺して行く少年少女たちの登場へと受け継がれて行く。

理想と倫理を欠いた日本社会への、
小さな個人の自爆的無差別殺人テロへと、
つながって行く。

山口百恵の《引退》は、
社会から降りるというかたちでの復讐であった。
この意思は、若い賛同者たちに引き継がれて行ったのではないか?

自堕落な享楽に溺れて壊れて行く日本社会に
単独無差別テロで、
抵抗戦争に参入する黒色烈士たちの登場!

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
何らかの形で、基底から、日本社会のモラルは、
再建されなければならない。


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