今年のヴェネツィア建築ビエンナーレの出展建築家は石上純也氏。
かなり面白いものになりそうで、今から楽しみだ。
主に鉄とガラスで作られる「建築物」の鉄の部分を見に、
長野県諏訪郡富士見町の鉄工所を訪ねてきた。
↑精度を要求される部品を手がける鉄工所。
常にエクストリームな建築を展開し、我々をあっと言わせる建築家なのである。
今年9月から始まるヴェネツィア建築ビエンナーレも十分、期待できる。
国際交流基金での記者会見で少しずつ発表されているのだが、
石上氏が今回挑戦しているテーマは温室。
会場の日本館に彼ならではの温室を建て、そこに植物を植えるのだという。
↑上に吊られている格子状のものも、今回の建築物のパーツである。
石上氏の発想を聞き、また実現に向けての問題解決への道筋を見ていると、
いつもながら、楽しいし、すごいと思う。そして、僕もまた建築家に
憧れたこともあったが、そうならなくて本当に良かったと思う。
こんな才能のある人間と同じフィールドで戦うことは、想像できないからだ。
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