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2008-12-22 [アート論]

旅館客室で芸術作品展/こんぴらアート虎丸社中

2008/12/12 19:03


水面に見立てた天井にトマトやナスを取り付けた空間=琴平町、虎丸旅館

 香川県琴平町内の旅館客室などを芸術作品で演出する「琴平プロジェクトこんぴらアート2008虎丸社中」(同実行委主催)が12日、同町の老舗旅館・虎丸旅館と町公会堂の2会場で始まった。県内外から集まった芸術家たちがそれぞれ趣向を凝らし、アートと和風建築の融合した空間をつくり出している。14日まで。

 同展は、県内随一の観光地・琴平を舞台に、アートによる集客と地域活性化を図る試み。絵画、陶芸、写真、建築など多彩な分野の現代芸術作家21人が出展した。

 同旅館では、建物の凝った造りを生かし、客室に備え付けの家具なども使いながら空間を演出。天井に発泡スチロールで作ったトマトやナスを取り付けて水面に浮かんでいるように見せたり、「家族の秘密」として寄せられた14のエピソードを引き出しなどから探してもらうなど、ユニークな部屋ばかり。来場者は作家との会話を楽しみながらじっくりと鑑賞していた。

 作品展示のほか、ワークショップや講演会、コンサートなどの関連イベントも開く。入場料1000円(会期中共通)。問い合わせは同旅館〈0877(75)2161〉。

琴平の伝統建築に現代アート展示 
造形や写真約1000点

 前衛的な作品を集め開幕した「こんぴらアート」=香川県琴平町の虎丸旅館 
前衛的な作品を集め開幕した「こんぴらアート」=香川県琴平町の虎丸旅館

 伝統建築に現代アートの薫り-。香川県琴平町で12日、由緒ある建造物に前衛的な美術作品を展示する「こんぴらアート2008虎丸社中」が開幕した。14日まで。

 丸亀市でギャラリーを経営する同町出身の梅谷幾代さんと同町の観光業者らが、芸術振興と観光客誘致を図ろうと初めて企画。金刀比羅宮参道にある1912(大正元)年創業の虎丸旅館と、昭和初期建築の町公会堂(国登録有形文化財)に、県内外の作家21人が絵画や写真、陶芸など約1000点を出品した。

 虎丸旅館では、天井の木目を川の流れに見立て、トマトとナスの模型を張りつけた造形作家彦坂尚嘉さん(62)=神奈川県=や、3階の部屋の壁に空の写真を配置し「金刀比羅宮の石段を登り切った達成感や虚脱感を表現した」という津山市大吉、写真家杉浦慶太さん(28)の作品などが並ぶ。同公会堂でも、風景写真を使った巨大ジオラマなどを展示している。

 入場料1000円で、午前11時から午後6時まで。13、14日は出品作家らによるシンポジウムもある。


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