クリスティーズがリストラ(加筆1) [歴史/状況論]
かねてから噂されていたが、オークション会社クリスティーズが会社再編成の一環として、スタッフのリストラを行うことを今週月曜日に正式発表した。
金融危機の影響でアート需要低迷に伴って販売額も落ち込み、経費削減を余儀なくされている。
クリスティーズは世界43カ国に85のオフィスを持ち、2,100人の雇用者がいる。
リストラされる部署や職位などについては全く明かされておらず、3~4月にかけてリストラを遂行する予定。ただしオークションについてはスケジュールを変更せず、開催する予定。各種コンサルタントとの契約は更新せず、他にも経費削減を実現することで、2009年を乗り切ろうとする意思が見られる。すでにロンドンをベースにしているワインと古本の部門は縮小し、アンティーク銃の部門は閉鎖、すでに5人が退職しているそうだ。
ちなみに、ライバルのサザビーズも昨年末にリストラ実行を決定しており、それによって700万ドルのコスト削減が可能だそうだ。
一説によると、アート景気回復の鍵を握るのはロシアや中東、中国やインドらしいが、10月にドバイで開催された絵画と宝石のオークションの落札率は50%とむなしく、どうやらオイル・マネーに頼ればいいやというのは、楽観的すぎるようだ。
参考記事はこちら:New York Times
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【出典】http://www.artfairtokyo.com/index.html
ダミアン・ハーストのスタジオ、スタッフを解雇
経済不況の波はアーティスト、ダミアン・ハースト(Damian Hirst)氏にまで及んでいるようだ。The Guardian紙によると、先月ハーストのスタジオは薬棚シリーズの薬を制作していたスタッフ22人から17人の契約を更新しなかったと報じている。その他にも蝶の絵画の制作をしていたスタッフ3人の契約も更新されなかった。
今年(2008年)は、ハースト新作の単独オークション「Beautiful Inside My Head Forever」がサザビーズで行われるなど、何かとアート市場を騒がせたハーストだが、今回の解雇を想像していなかったスタッフは、急な失業に戸惑っているという。
関連記事: The Guardian
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この10年のバブリーな現代美術の流れにはついていけませんでした。
村上隆さんの本も買ったもののとうとう本を開かないままに終われそうです。
彦坂さんとは同時代で私も第1回目のバブル時代に青春を送りました。
ブログの情報は多面的でアーティストの視野としてとても必要なものをいつも感じます。それで日々楽しく読んでます。
アート界でも「CHANGE」の時代が始まりますね。
楽しみです。本物の時代の到来だと私は希望を持ってます。
by 縷衣香 (2009-01-17 00:44)
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by 縷衣香 (2009-01-17 00:48)