真板雅文氏の死去(加筆1) [歴史/状況論]
2009年3月9日19時30分
真板 雅文さん(まいた・まさふみ=彫刻家)が9日、心筋梗塞(こうそく)で死去、64歳。通夜は11日午後7時、葬儀は12日午前11時から神奈川県二宮町二宮523の1のセレモニーホール二宮斎場で。喪主は妻充江(みつえ)さん。
木やロープ、金属、石などを使った立体表現で知られた。86年にイタリアの国際美術展ベネチア・ビエンナーレに参加するなど国際的にも活動した。
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訃報に接して驚いている。
元気の良い人と言う印象が強かったからであろう。
やはり初期にパリに行かれた時に、結核になられて、
1年、パリで療養をしておられて、その体験談を聞いたことがある。
その時、不幸な作家だと思った。
作家としては、1970年の前半を中心とした、大きな写真を使った
もの派的な作品が、すぐれていた。
写真とものを組み合わせたもので、これは良いものであったという
記憶がある。
1974年前後であったと思うが、神奈川のアニュアル展の写真とものを
使ったインスタレーションが、圧倒的だった。
もの派の回顧展では、入っているべき作家であった。
この初心の作品が充分に評価されないままに、本人にも忘れられて、
コミッションワーク中心の活動に移行されてしまった。
INAXで展示されたものも、私には納得できないタイプであった。
少し昔だが、鎌倉近代美術館でされた大規模な個展での作品は、
私には理解できないもので、不幸な作品展開をされた作家という
印象がある。
残念感が、心に残る作家であった。
ご冥福をお祈りしたいと思います。
健康だった人が突然亡くなる、この「心筋梗塞」の原因について
マーガリンやコーヒー用の疑似ミルクの成分であるトランス脂肪酸
が疑われているようですね。
「トランス脂肪酸」をかんたんに言うと「植物油から作り出すプラスチック」のようなものと理解されます。
http://www.g-live.jp/shokuanzen/shokuanzen25.html
http://blog.goo.ne.jp/shinkinkousoku/
by 丈 (2009-03-15 23:37)