建築系美術ラジオ／ コラージュから見た建築または美術（その3）［画像追加］

金閣寺はコラージュ建築です。

３つの様式が３層に重ねられているのです。

初層は寝殿造風で、二層は住宅風（武家造）、三層は禅宗様の仏殿風なのです。

美術系ラジオ、引き続き第3回。国立近代美術館における「コラージュー切断と再構築による創造」展の見学後に、彦坂尚嘉＋天内大樹×五十嵐＋南で話しています。

http://radio.tatsumatsuda.com/2009/03/25a.html

今年の正月の建築ツアーで見て来た、箱根の富士屋ホテルは、

外人向けのエキゾチズムを目的とした、キッチュなよせあつめの、

コラージュ建築です。

キーワードとして、建築の中のコラージュ的なもの、建築の三層構成、富士屋ホテル、金閣寺、藤森照信、磯崎新、つくばセンタービル、隈研吾、M2、石井和紘、同世代の橋、安藤忠雄、木村恒久、ブログ、著作権、コラージュ化する地球、宮沢りえ、MIA、妊娠、エヴァンゲリオン快楽原則、シンクロ性、チャンス・オペレーションなど

磯崎新のつくばセンタービルは、日本のポストモダン建築の代表的な作品とされている

コラージュ建築です。過去の歴史的建築の特徴的な部位をコラージュして配置している。

近代以前の組積造の四角い小さな窓、古代的な低層部分の基壇部と上層のを区別 する構成、

18世紀末のニコラ・ルドゥーの「ショーの製塩工場」の四角い平面の石と丸い平面の石を

交互に積み重ねた柱の引用的使用、、ハンス・ホラインがよく使う半円形の窓、

磯崎自身のマリリン・モンローの体の曲線をモチーフにしたカーブを使った銀色の壁、

前面に広がる中央広場は、ミケランジェロの設計によるカンピドリオ広場を 反転して

使用している。

ラジオの収録は、2009年2月15日、国立近代美術館近くのテラス。

美術系ラジオ
聴く：コラージュから見た建築または美術（その3）
（MP3形式、12.1MB、17分36秒） 

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• 第25回

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